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飛躍「しない」 そんな目標を立ててみたい

帰省渋滞の中、亀のように進む高速バスで書き込みをしています。

仕事を納めて帰路につきました。片道12時間。岩手から長野まではまだまだ遠いです。

そんなアイドルタイムに、来年に向けた目標を立てることにしました。

自宅に戻ったら部屋の片付けと、子供の世話。そして紅白歌合戦で終わり。身体の自由がきかない車内の方が頭の整理がつくというものです。


ミニマリストとして、念頭に起きたいこと。それは、叶えたいことだけではなくて、その反対も決めておくこと。つまり、止めることです。

今日は止める習慣に焦点を絞りお話します。

酒を控える

年末に伺った日本酒バル これも見納め

【目標】会社の飲み会で飲酒しない 一人で晩酌もしない

これは、個人的にかなりハードルの高い目標です。
過去タバコを止めたことがあるのですが、その時は思った程難しくありませんでした。
世間の風が禁煙に傾いていますし、身の回りでも吸っている人は限られてきたからです。
むしろ吸い続けている方が逆風が強かったですね。

しかし、お酒はそこまで否定されていません。
ネット上の禁酒動画を見ていると、
「タバコと同じように、飲酒もマイノリティーになる」そう断言するYouTuberさんが何人かいました。その下支えになるような法律や社会の風潮ができればいいのですが、、、まだその流れが来ているとは思えません。

タバコと違い、お酒はまだ社会に認められている娯楽です。

そんな、社会にオススメされている飲酒を控えるのには、きっかけがあります。

まず、健康は言うまでもありません。
30代を回ると肝臓の数値が徐々に悪くなる人が身の回りにちらほらと出てきます。同僚の営業マンともなると、ガンマ値の高さが営業力と言わんばかりです。
私はまだ精密検査までには至っていませんが、注意信号が少しずつ出てきまています。

普段から食生活で気をつけている体への気配りを、「お酒だけは例外」としていたことに、以前から違和感がありました。車で例えるなら、ブレーキを踏みながら(節制)、アクセルを踏みこむ(暴飲暴食)運転に近いものがあります。

体が壊れてしまう前に、習慣を見直したい。この機会にアクセルを離してみることにしました。


もう一つは、今年出会った発見です。これも禁酒を決める一因になりました。

「酒は百薬の長」  という言葉。

俺は酒税の高額納税者!と同じく、酒飲みが自己弁護するときに使う言い訳として有名です。私も何度この言葉に頼ったことか。

この成り立ちが、どうも怪しいと知ったのです。

この言葉の生まれは古代中国。漢を奪い、新という国を打ち立てた皇帝、王莽(おうもう)が国民に向けて発したのだそうです。

ウィキペディアより

彼は国民の健康のため、お酒を推奨したのでしょうか?

それが、残念ながら違うようです。

新では、国家の税収を増やすため、塩や鉄とともに、酒に対して国の専売制をひきました。その時皇帝が専売の理由としたのが先の言葉だったといいます。

「体に良いからもっとお酒を飲もう」が表向き。裏では「国が儲かるからみんなアル中になれ」というメッセージがあった。
つまり、健康に配慮した医学的見地ではなく、政治的に大衆を誘導するための虚言。プロパガンダだったと考えられるのです。。

そして、実際専売制を始めるも、政策はうまくいきませんでした。結果、新は15年で滅んでしまいます。

短命国家の失敗政策のPRが、2000年後の日本で脈々と受け継がれている。そう考えるととても興味深いですね。

エピソードとしては面白い。しかし、それに踊らされていた、飲む言い訳にしていたというのは、気持ちの良いものではありません。
お酒のデメリットも理解してきたところですし、来年からはプロパガンダから離れて、飲酒を当たり前にせず、控えてみようと思います。

以上。健康増進と、誤解していた故事成語からの脱却が来年の目標です。

まずは1月。新年会でのお誘いにどう対応するか。頭をひねることにしましょうか、、、来年もよろしくお願いします。




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