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2020年も終わろうとしています。

激動の2020年もいよいよ終わりです。
しかし様々な問題は引き続き残ったままです。
2020年のスタートは希望に満ちて新しい世界が始まる気分の中でスタートしました。

しかしすぐに暗雲立ち込める状態に。そして予想外に長引く事に誰もが不安を抱えたまま。どこに向かって良いのかもわからないまま。

一体、何が世界に起こったのか、人類は黙示録の予言の中に突入したのか。
全てがひっくり返ってしまう一年でした。

これの意味を個人レベル、そして社会レベルで考えても答えは出ません。
ただ、この世界を逞しく生き残るしか選択肢はなさそうです。
このコロナ禍が起こってしばらく経つとフランクルの「夜と霧」が心に蘇りました。
強制収用所の体験とは比べようもありませんが、
先の見えない中での不自由な困難をどう生き抜くか。
どういう精神状態でいると正気を保てるか。
その辺りは通じるものがあると思います。

フランクルはその中で大切なのは
ユーモアを忘れない事が肝心と説きました。
絶望の果てでも希望を失わない方法。
最後まで生き延びた人は皆、ユーモアを忘れなかったと言います。

僕が6月の終わりから、少々ばかばかしい投稿をSNSに続けてきたのも
みなさんにこの出口の見えない戦いで少しでも正気を保ってもらいたい。
いや、自分が正気を保ちたい、という願いを込めて続けてきました。

あらゆる産業が苦難の中にいます。
特に音楽をはじめとするエンターテイメント業は
たくさんのお客さんを集めてこそ成り立つもの。
その中でもジャズは比較的少人数で成立するものですので、
こういうジャンルが今、何とか続けていく事で
のちに大きなエンターテイメントが息を吹き返す呼び水のようになるのでは
そんな風に思いながら過ごしております。

2020年も後半は、何とか仕事も不完全ながら復活しつつありました。
しかしその度に後戻りを余儀なくされる事もあり
なかなか、常に前進とは行きません。

それでも僕たちを支えてくれる多くの人たちのおかげで
未来に希望を見いだすことができます。
その方達の為にも
そして希望を失ってしまいつつある方のためにも
もう一度、音楽の本質を自分に問いながら
来年も頑張っていきたいと思います。

皆様も健康に留意しながら日々お過ごしください。
また皆さんでワイワイと音楽を楽しめる日を心待ちにしております。

井上陽介 12月29日2020年

朝の投稿をまとめたものをYouTubeにあげてありますのでよろしければご覧ください。


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