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ケアマネの仕事って?その2

前回(「ケアマネの仕事って?その1」)の続きを書きたいと思います。

ケアマネの一日の流れを書いてみようと思ったのに、書き出したら記事を1日で完結出来ないというお粗末なことになってしまいました。

一日の予定のうち午前中に2件訪問する予定のうち一件目ケース(脳梗塞後遺症のBさん宅)を訪問したところまで書きました。

モニタリングはケアマネにとって必須かつ大切な仕事内容です!

モニタリングはケアマネジャーにとって、とっても大切な仕事の一つです。

コロナになって自粛したり、場合によっては断られることもあるかもしれません。でもケアマネが利用者様の様子や現状がわからないでどうやって正しい現状認識と方向性を示せるでしょうか。利用者様と多く接しているヘルパーや看護師、医師、デイサービスのスタッフとも情報共有することはとっても大切なことですが、ケアマネ自身もなるべく時間を割いて、病状や体力の変化、また利用者様の価値観や趣味、性格を把握するために同じ空間を共に過ごす必要があります。

2号被保険者Cさんへの訪問ケースについて

午前中2件目の訪問はCさん宅
Cさんは54歳の女性で旦那さんと二人暮らし(猫が二匹)です。

糖尿病により左膝下を切断して歩行と移動に支障があります。若干の視力低下もあり眼鏡をかけても視力は0.3程度です。糖尿による緑内障の進行が進んでいるようです。

Cさんは介護保険の2号被保険者で、40歳以上65歳未満であっても糖尿病など介護保険法で定められた特定疾病に該当すると介護保険の利用者となれます。

訪問した際には、お茶を頂きながら世間話をひたすらします。
その中でCさんの最近の一カ月で起きたことを伺います。Cさんの介護保険の利用内容は車いすとロフストランドクラッチという特殊な杖2本と手すりのレンタル2本だけという内容です。

週3回の透析に行かれる際や旦那さんとの買い物などの際には車いすで出かけられます。義足を装着して杖を使用すれば歩行もできますが、左足の切断面に傷ができると糖尿病のため非常に治りにくいので無理せず車いすで行くのです。

世間話の中身は、旦那さんの愚痴やら透析病院の看護師と親しくなった話、ご両親は健在ながらもお父さんの物忘れが人くなってきたという話なども伺います。

目が悪い彼女ですが、自宅で映画やアニメを見るのが楽しみなので、かなり目を酷使しながら日々生活しているようです。

将来の不安が無いわけではないようですが、ケアマネの私に対しては比較的明るく振舞ってくださいます。

ご主人の会社員としての給与とCさん本人の障がい年金で生計を立てておられます。

また人工透析を受けておられるCさんは左腕にシャント(医療法人社団愛友会サイトより)手術を受けており、定期的にシャントのメンテナンスのために手術を受けなければなりません。シャントで使用する血管は膨らみやすく腕もむくみ易いです。透析後は、体調も優れず倦怠感が続きます。また運動量も少なく、水分の制限もありますので、便秘気味にもなります。

Cさんは女性ですので、ケアマネを同じ事務所の女性ケアマネに変更しましょうかと担当当初に相談しましたが、私のままで大丈夫とのことで担当を受け持つことになりました。2年半担当していても大きくは体の様子や介護保険上のサービスの変更はありません。

インシュリンの注射は今のところ1日1回朝のみで対応されています。血糖値を毎日朝夕2回測定しています。

糖尿病は本当に怖い病気です!

糖尿病(国立国際医療研究センターサイトより)になると血管が傷つきやすくなります。自覚症状のないまま重度の糖尿病になっている方も少なくなく、気が付いた時には救急入院、緊急手術で下肢の切断をしなければならないというケースもあります。

糖尿病になると基本的には病気の進行遅らせることしかできません。
主な症状として、Cさんのように視力障害、腎機能障害、傷が治りにくい、全身の倦怠感等が主な症状として現れます。

日本には糖尿病を疑われる人が約1000万人はいると言われています。

「厚生労働省の令和1年(2019)「国民健康・栄養調査」によると、「糖尿病が強く疑われる人」の割合は、男性19.7%、女性10.8%でした。ここ10年間でみると、男女ともに有意な増減は見られない。年齢が高い層でその割合が高い。」とされています。(一般社団法人 日本生活習慣病予防協会サイトより)

ということで本日はここまで。
病気の説明しだして、ケアマネ業務の内容から横道にそれてしまいました。

次回、以降に認定調査とサービス担当者会議について書いてみたいと思います。

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ケアマネ時代はそれなりに大変だったけど楽しかったことを思い出しました。利用者さんとの交流が本当に楽しいんですよね。
私はどちらかというとコミュ障的なところがあるんですが、利用者さんの人柄にずいぶんと助けられていたのだと改めて気づかされました。

親は子によって成長させられ、教師は生徒によって成長させられ、ケアマネは利用者様によって成長させられるのだと感じました。

それでは、また…。



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