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ハズビンホテルへようこそ①


A24に騙されないで


あなたは、500日のサマーのような甘酸っぱい恋愛映画を鑑賞しようとしたら、人食いエイリアンの話だったことがあるだろうか?
当方は、ある。
それが『パーティで女の子に話しかけるには』である。


パーティで女の子に話しかけるには


1月のはじめに鬱だったので、明るいコメディドラマが観たいと思って、予告がコメディバイブスの『BEEF』をゴールデングローブ賞の作品賞になったこともあり、観てみることにした。


BEEF

結果、1週間引きずるぐらい精神的にやられた。
この2つに共通するのが、制作会社が

A24

ということである。

現在公開中のアリアスター監督の『ボーはおそれている』の制作会社で、アカデミー賞作品賞で、度々、名が挙がる。

この三文字が出て来たら、

「体調は、大丈夫か?」
「精神は、大丈夫か?」

とOPを止めて、自問自答しなくてはいけないとbeefを観て、心から思った。

※必読


この記事を書き終わってから、気付いたのですが、ファンダムもあり、Xでも、盛り上がり、amazon primeでも、ランキングに入るぐらいの作品で、4年前のパイロット版を観て、追っかけていらっしゃる方もいるのに、知ったかぶって、書いてしまって、非常に、恥ずかしいのですが、それを考慮して、笑って頂けたらと思います。
(あー、恥ずかしい。恥ずかし過ぎて、敬語でしか、書けませんでした。)

ハズビンホテルへようこそ


ニートの味方、Youtubeで、海外のビートボクサーがこのアニメーションを使ったなんだで、すったもんだあったのを見て、Amazonにて、サムネは、観ていたし、気になったので、観てみる事にした。


ハズビンホテルへようこそ

何気なく、見始めたら、OPに"A24"の文字

"これは"と感じて、ノートとペンを片手に強い意志を持って、観始めた。

あらすじ
地獄の過剰人口を平和的に減らすべく、悪魔を更生させるという一見不可能な目標に向かって奮闘する地獄の王女チャーリーの姿を描いた大人向けアニメーション・ミュージカル・シリーズ。天国による年に一度の駆除の後、彼女はハズビン・ホテルをオープンする。救済可能であると証明された常連客が“チェックアウト”してくれることを期待して…。

Amazon Primeの配信ページより引用

ニートの特権で、シーズン1しか、配信されていないものの一気観をしたので、その考察を書いていこうと思うが、今回は、ネタバレなしで、書いてみます。

※ちなみに、ブラックユーモア、下ネタあふれる作品なので、家族での視聴は、おすすめしない。


最初の5分


関心を持って頂くために、最初の5分の説明をしようと思う。

天使として生まれたルシファーは、周りの天使より、想像力が豊かなため忌み嫌われていた。ルシファー以外の天使は、地球の塵からアダムとイブを作り出し、様子を見ることにした。
イブは、アダムのあまりもの支配欲から逃げ出し、それを見たルシファーがイブの独立心に惚れ込み自由に生きる魔法をイブに授けるため知恵の実を差し出す。しかし、知恵の実は、地球に悪の領域を生み出してしまう。
それによって、天国の秩序は、崩壊。ルシファーとイブは、地獄に落とされる。ルシファーは、人類に希望を見出せず意欲を喪失したが、イブは、歌を使って、悪魔族の勢力を拡大する。
天使たちは、これを恐れ、年に一度、粛清のエクスタミネーションを起こす。イブの希望は、娘チャーリーに託された。

主なキャラクター


チャーリー
本作の主人公で、ルシファーとイブの娘。ハズビンホテルで、地獄の人々を救済を行い、天国へ昇天させることを目的とする。

ヴァギー
チャーリーの恋人。チャーリーを心から支えて上げたいと思っている。

アラスター
ハズビンホテルの運営マネージャー。上級悪魔。

エンジェル
初の宿泊客。ポルノスター。手が4本。偽乳を持っている。

ハスク
バーテンダー。アラスターに捕まっている悪魔。

ニフティ
掃除係。虫を殺す。

まとめ


Amazon独占配信の今作だが、元は、Vivienne Medranoという一人のクリエイターが作成したものである。

クラウドファウンディングを募って、作ったパイロット版が公式youtubeに上がっている。


一気見した手触りとしては、深く掘ることも出来るし、何も考えずに、爽快な青春ミュージカルアニメとしても、捉えることができる。

キャラクター一人一人が個性的で、キャラクターデザインやアニメーションスタイルがパワーパフガールズやゲームのカップヘッドを彷彿とさせる。

好きな絵柄なので、海外のサイトで、調べてみると、UPAという1940代から60年代に流行った画風らしく、調べてみたら、非常に面白かったので、どこかで、書きたいと思う。

UPAリバイバルが90年代から2000年代に行われ、Mr.インクレディブルやサムライジャックなどが有名。Vivienne Medranoは、92年生まれの当方と同世代なので、ルックのおしゃれさ、コミカルさ、可愛さがすごく伝わる。彼女がインベイダージムのスタッフをやっていたこともここに現れている。

また、彼女は、両性愛者を公言しており、自身が感情移入出来るキャラクターとして、クィアな要素を取り入れていると推察する。

シンプルに音楽が最高。
ディズニーの吹き替えの語感が苦手な自分でも、吹き替えの歌がすごくよかった。

ラプンツェルの塔から飛び出す時の歌が個人的に好きな身としては、それを彷彿させる1話の最初の曲が地獄の街の雰囲気、主人公と街の人の考えの違いなどを説明するディズニープリンセスの文脈に則った作風も素晴らしかった。

是非、1話だけでも、見て頂きたい。


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