【百年ニュース】1920(大正9)4月18日(日)東久邇宮稔彦王(33)がフランス留学に出発。当時は陸軍歩兵少佐(陸士20期)。1926(大正15)帰国までの7年間、サン・シール陸軍士官学校、ついでエコール・ポリテクニークで学んだ。この留学経験から皇室随一の自由主義者となる。大戦直後には首相を務めた。
東久邇宮稔彦王は久邇宮朝彦親王の末子(第九王子)として1887(明治20)誕生。1915(大正4)明治天皇第九皇女の泰宮聡子内親王と結婚。渡仏にあたり聡子夫人,盛厚王,師正王は日本に残る。稔彦王付武官となった溝口直亮大佐は旧新発田藩主溝口直正長男で伯爵(陸士10期)。6月1日に無事にパリに到着した。
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