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【Voicy】ゆらゆら帝国@フジロック2004。#気分を高める音楽(2021.8.19放送)

こんにちは、吉塚康一です。私は会社経営の傍ら近代史を研究し、「百年ニュース、毎日が100周年」という放送をお送りしています。今日はVoicy編集部が募集していた「気分を高める音楽」というお題で放送を収録してみます。タイトルは「ゆらゆら帝国@フジロック2004」です。いつもの放送とは全く違う内容ですが、明日の8月20日フジロックフェスティバル2021が2年ぶりに開催されるというニュースを見まして、フジロックに関する私の思い出話をしてみたいな、と思います。

私は昔から音楽を聴くのが、実は大好きでして、フジロックフェスティバル、以前は毎年のように行っておりました。2010年に結婚しまして、翌年長男が誕生しまして、以来一度もフジロックには行っておりません。またいつか行ける日も来るかなと思いながら、ときおり昔を思い出して懐かしんでいる、というところです。

フジロックに行かれたことのある方はわかると思いますが、あるいは朝霧JAMもそうなんですが、大自然のなかで音楽を聴くというのは素晴らしい体験です。自然のなかの解放区、本当のフリーダム、といいますか、自由を感じます。多くの人が集まって、みんなが自由に音楽を楽しんで、それでいて平和である。心の底から平和を感じるんですね。人間の良い部分が見える。他人への思いやりや、愛、ですね(笑)。そういった人間性、ヒューマニティーが会場に満ちているように、私には感じられました。

フジロックはかなりの回数行っているんですが、そのなかでも忘れられないステージっていうのがあるんですね。誰でもあるでしょうけども。私の場合は2004年のフジロックの2日目土曜日の夜のホワイトステージに登場しました「ゆらゆら帝国」なんですね。私は、あまりそうみられないんですが、昔から、いわゆるちょっとサブカル的なロックが好きでして、そのなかでも「ゆらゆら帝国」ですね、非常に好きなんです。フジロックには様々なアーティストが登場する訳ですが、さきほど申し上げました自然に囲まれた環境というフジロック自体が持っているイベントとしての魅力、そこにピッタリ合うアーティストと、むしろ都市の大型イベント会場でのライブのほうが向いているかなというアーティストがいると思っております。ゆらゆら帝国に関しては完全に前者、フジロックのもつ雰囲気にピッタリ合うアーティストだと思っています。

2004年当時、私はまだ三井物産に勤務しておりました。東京大手町の本社の勤務だったんですね。そして三井物産のなかにフジロックが好きな先輩や友達といものがおりまして、一緒に行くわけです。フジロックは金曜日から日曜日まで3日間のイベントです。大抵は金曜日の午後半休、そして月曜日の午前半休をとりまして、フルで見に行くということになります。金曜日の午前の仕事が終わりますと、東京駅の八重洲口の地下にレンタカーが借りられる場所がありまして、そこに集合。スーツを脱ぎまして、着替えを済ませますと、レンタカーで苗場にむかって出発と。途中買い出ししつつ、順番に運転しますと午後4時くらいには苗場に到着します。テント泊のこともありますが、車中泊だったり、クジ運のいい年は近くにまぁいろんな会社の保養所がありまして、大抵はマンションタイプのものですが、そこに泊まると、これは非常に快適です。そしてめいめい自分の好きな音楽を3日間堪能すると。そして最終日、日曜日の夜も苗場に泊まりまして、月曜日の朝、またレンタカーで東京に戻ると。そして東京駅で金曜日に脱いだスーツをもう一度そのまま着て、午後仕事をするという感じでした。若かったので元気もあったんですね。懐かしいです。

そして、本題の2004年のゆらゆら帝国のステージなんですが、ホワイトステージのかなり前方の方で見ていました。素晴らしかったです。坂本さんのギターのファズサウンドが、森の中で大音響で響きまして、どの曲も特徴的なギターリフがあるんですが、真っ暗な森から霊気のような風が流れてくるなかで、気が遠くなるような、そんな感覚になりました。大自然のなかのギターのサウンドがとにかく素晴らしいですが、さらにウネウネとしたベースライン、手数の多いドラム、ゆらゆら帝国の音楽の世界と、俗世間から隔絶したフジロックの大自然、自由で開放的な空間とが、ぴったりとマッチしまして、もう終わらないで欲しい、永遠に聞いていたい、そんな気持ちになりました。あのような経験は、以後も、様々なアーティストのライブ・コンサート、見に行ったんですが、その後体験することはありませんでした。フジロックも行けていませんし、ゆらゆら帝国も2010年に解散してしまいましたので、もう今後似たような経験をすることはないかも知れません。

このライブの映像がYoutubeに上がっていたんですね。2004年のフジロックで演奏した「無い!」という曲の動画なんですが、これを見ると、そのときの記憶がよみがえってきます。ライブでの演奏ですので、冷静に聞くと、若干荒いといいますか、洗練されていないところもあるんですが、私の頭の中では、実際に生で見た記憶が鮮烈に定着していますので、あのとき感じた感情がググっと蘇ってきます。これが私にとって最高の「気分を高める音楽」ということになります。つい先ほども実は聞いていたんですが、URLを貼り付けておきますので、よかったらご覧になってみてください。

ということで本日は「気分を高める音楽」「ゆらゆら帝国@フジロック2004」というタイトルでお話をさせて頂きました。よろしければぜひフォローをお願い致します。ご機嫌よう。


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