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【百年ニュース】1921(大正10)11月1日(火) 初代佐藤安蔵が「カクヤス酒店」を創業。日本酒を飲む際のマス「角桝」と創業者「安蔵」に由来し命名された。1990年代後半に業務用卸から宅配へと戦略を転換し成長した。23区内どこでも,2時間以内で,1本から,無料で配送。現在家庭向けと業務用の割合は3:7。

本日は日本全国規模のリカーショップ「カクヤス」創業の日です。創業者である初代佐藤安蔵やすぞうが東京の豊島区に「カクヤス酒店」を開店しました。「カクヤス」という店名は「角」と「安」、すなわち日本酒を飲む際に使用する器の呼び名である「角枡(カクマス)」と、創業者の名前「安蔵(ヤスゾウ)」に由来し、命名されました。

「カクヤス」は長らく地元で親しまれる酒店でありましたが、三代目になります佐藤順一じゅんいち社長のもと、1990年代後半に業務用卸から宅配へと戦略を転換し急成長を遂げました。佐藤社長が実質的な創業者と言ってもよいかも知れません。1994年にわずか2店舗だったのが、現在では140店舗ほどに拡大しました。現在では23区内どこでも,2時間以内で,1本から,無料で配送する酒店として著名です。

我々一般の消費者からしますと家庭用のデリバリーでお世話になるケースが多いカクヤスですが、実は業務用の酒類卸業のほうが強力ということで知られています。現在では家庭向けと業務用の割合は3:7で業務用のほうが多いとのことです。2019(令和元)12月に東京証券取引所市場第二部に上場を果たしました。このタイミングはある意味で絶妙でありました。

上場直後にコロナウイルスの感染拡大が拡がったからです。この間カクヤスはコロナウイルスの感染拡大で苦戦を強いられました。今年5月には資本増強が必要との判断から、食品卸大手の伊藤忠食品、また三菱食品を引受先として22億円の際三者割当増資を実施し、22億円を調達しました。しかし現在では緊急事態宣言の解除が追い風となり、先月から大きく株価が上がっています。資本増強があった今年5月の株価が1500円前後、現在は2000円前後ということなっています。

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