「直観脳」 岩立康男 著 朝日新書
もし、僕が椅子にもたれかかって、ボケーっとしているように見えても、どうかサボっていると思わないでほしい。
僕の脳の分散系が働いていて、無意識の中で、「環境から新しい情報を得て、それを自分の意味記憶ネットワークに落とし込み、新たな結びつき・ネットワークを作り上げる(p.159)」という「考える」作業を行っている最中なのです。
やがて、直観が、Aha!体験と共に表出するでしょう。実は、「直観こそゆっくりと形成されるものであって、私たちはその無意識の中での過程を意識できていない