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受験生とご家族のために

自分が受験生であったら、そして受験生の母を経験して、鍼灸師、そしてセルフケアをアドバイスする立場からオススメのケアをお伝えします


なかなか覚えられない、覚えたのに思い出せない


こういう焦りは入試日が近づくに従ってひどくなりますね。
こんな時、とりあえず足首からアキレス腱辺り、とくに内側をよく見て、触ってみてください。

足首の内くるぶしからアキレス腱辺り

ヒンヤリしていませんか?同じ手でほっぺたや額を触ると熱いくらいです。
まずはここをしっかり温めましょう。
①ソックスを足首までのものに変える(できれば足首をしめつけないタイプ)
②ソックスは重ねて二枚はき、二枚の間にホカロンを挟む
③15分程して温まったら外す

ホカロンの代わりにせんねん灸世界でも熱すぎず良いです

ポイントは熱くしすぎて皮膚に汗をかかせないことです。皮膚が汗ばむとその後冷えますので、逆効果になります。

受験当日朝セットしていって、会場ではホカロンを外すのもオススメです。

ソックスの替え

試験中に足が冷えてくると、余計にのぼせてしまいます。
午後になって、ソックスを脱いだ時にひんやりしていたり、じっとりと湿っているようならば、新しいからっと乾いたソックスに変えるだけでも足の冷えを予防できます。試験当日が午後までの長丁場ならば、替えのソックスを持って行って、こっそりトイレで履き替えるのもいいかもしれません。

白湯とミネラルウォーター

白湯は朝内臓の温度を上げる為、そして胃がいきなり働く必要となるカロリーのあるものを入れないために少し飲むのには良いのですが、基本的には沸かしたお湯は酸素が減ってしまっていますので、質の良いミネラルウォーターをゆっくりちびちびと飲むのが良いでしょう。

ただ、水分の代謝が悪くなる冬場に水を飲み過ぎると逆に身体を冷やすことになりますので、尿の色が透明か、それに近く、さらに何度もトイレにいくようならば水分摂取が多いと考えて控えましょう。

ミネラルウォーターを飲む場合には常温で、さらに必ず口の中で少し温めてからゆっくり飲み込みましょう。口の中に入れている間、上あごから頭の中を冷ますような気持ちでいると良いでしょう。

マスクと鼻呼吸


会場でのマスクは必須としている受験会場が多いと思いますが、物を考えるときこそ酸素が必要です。せめて会場までの往路、会場に着いてからトイレや休憩時は極力マスクを外して飲食をしたり、会場入り口近くでさりげなく深呼吸をしてたっぷり酸素を脳に供給してあげましょう。

とくに鼻呼吸をすると、鼻にひんやりした空気がはいってその上にのった試験で熱くなった脳を冷やすような感覚になります。勉強中も是非鼻呼吸を意識してみてください。

眠気と食べる事


食べるとなぜ眠くなるか。それは食べ物を消化する方にエネルギーがいくからです。消化に負担のかからないものをとることをオススメします。一回の食事の量を減らすといいですね。そして、間食で一番のオススメは甘酒です。甘すぎて苦手な方は温めた豆乳で割るとタンパク質もとれて美味しいですよ。

小さめの甘酒は試験会場に持っていかれます

睡眠の質を上げて記憶力アップ


試験前にはどうしても睡眠時間が減ってしまうもの。できれば夜は22時から明け方2時までのホルモンの関係する時刻だけは眠りましょう。そして、眠りを深くするためには、晩御飯の時間を早めにしておき、布団に入った時に胃に食べ物が残っていない状態にすることです。

もしも何となく胃が重かった場合、足の膝下、外側にある足三里というツボを指圧するかお灸をします。


膝のお皿の下にある外側のくぼみから指四本分下、筋肉の際にあります

湯たんぽ


受験期間中だけでなく、冬場はお布団に湯たんぽをいれておくだけでも、寝るときにとても心地よく、幸せな気持ちになります。室温をあげるよりも、効果的です。

湯たんぽがなくても、パジャマの下を二枚履きにして、下半身を温め、上半身を着こみ過ぎない工夫をするのもオススメです。

湯たんぽは小さめの段ボールにいれて、バスタオルや小さな毛布でくるみ、そこに足をいれて勉強してものぼせ防止になります。

以上いくつかアドバイスをさせていただきましたが、あくまでもご自身が心地よい状態で試験に臨むのが一番です。試験当日に急にいつもと異なることをするのは落ち着きません。普段から試してみて、気にいったケアをしてみるといいですね。

受験生、がんばってください。応援しています。

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