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私が産まれた1970年前後

「スポック博士の育児書」
という子育てハウツー本が
流行っていたそうです

日本古来の添い寝だとか
おんぶには否定的な
アメリカの本です

24才の母は
この最新の育児書を手に
生後4ヶ月の長女の私を連れて
先に赴任していた父のいるアメリカへ

LINEもメールもない
知り合いもいない
国際電話は高すぎて
むやみにかけられず
エアメールが着くのは
一週間後

頼りはこの本だけだったので、
スポック博士の言うとおりに
子育てしたようです 

引っ越し早々
私に個室とベビーベッドを与え
泣いても極力抱かず
0歳児に
自立を促しました

そのとき泣いていた自分を
今からでも抱いてあげたくなりますが、

母はそれが正しいと思っていたのですから
仕方ありません

しばらくして
私は成長し、

一歳を過ぎた頃から

四六時中
タオルケットを手離さなくなりました

特に寝るときは
そのタオルケットがないと
絶対寝られなかったそうです

「まるでライナスの毛布だったわ」

と話してた母

その母が
5年前に亡くなり、
実家を片付けていたところ

なんと屋根裏から
アメリカの引越し会社の 
段ボールかでてきて

中から
カビたタオルケットが
でてきたのです!!

取っておいたのね!
とびっくりしました


ライナスの毛布

私のタオルケットも

これさえあれば
大丈夫!!という

「安心」そのものだったわけです

泣いてもほっとかれ
だっこは我慢しなくてはいけない

その寂しさを
タオルケットで解消していた
小さな私

実は今でも
タオルケットを かけてから
布団をかけて寝てます

さて、

新型コロナウィルス蔓延と
毎日毎日 恐怖を煽り

国民を不安にさせて
逃げ場のない状態にさせ

どうせ泣いたって聞いてもらえない、
という無気力やあきらめにも近い
状態になった人々は

皆、そろいもそろって

マスクという
ライナスの毛布に
しがみついているように見えます

マスクはむしろ手で触れると不潔
ウイルスを防ぐ効果はほぼない

と言われているにも関わらず
こどもにまで無理強いするなんて

変ですよ

呼吸は人間にとって
最も大切で基本なのに

それを不自然にふさいで
自由に息をさせないなんて

おかしいです

東洋医学的に
肺という臓には
悲しみを
コントロールする力が備わってますが、
これでは無理です

不安や悲しみではなく、
希望と喜びで心を満たしてほしい

一度テレビを消して
不安な情報から離れ

マスクを外して
外で
深く呼吸をして
その心地よさを思い出してほしい

マスクにしがみついても
不安な気持ちは
治らないから

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