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【介護】60代中盤の介護スタッフが業務を前倒ししてしまう理由とは?

今回のテーマは所属する施設のスタッフ(Aさん)のことです。全ての60代中盤の方を指すモノではありません。

施設には「業務マニュアル」があります。

例えば、
6:00 起床ケア
7:30 朝食
8:00 口腔ケア

上の日課があったとしたら起床ケアは夜勤者が6:00頃から起床ケアをします。
前倒してしまうAさんは起床ケアなら5:30から起床ケア始めてしまいます。

6:00から始める理由を教えてあげれは前倒ししなくなるのでは?と思いますよね。
伝えるんです。2週間くらいは6:00からになるのですが、また5:30に戻ってしまいます。1つ指摘したら他の業務を前倒しするのでイタチごっこです。

どうして前倒しにするのだろう考えた結果、以下5つの仮説を立てました。

  • マニュアル通りの時間にした結果、業務が終わるのが遅くなり焦ってしまう

  • 焦ってミスしたくない

  • ミスして上司(年下)から注意されたくない

  • 早めに終わらせてホッとする時間が欲しい

  • 元々せっかち

年齢と共に瞬発力や判断力は確実に衰えていきます。それを受け入れた結果「前倒しにする」を選択するしかないのかもしれないと思うようになりました。

若い頃は「マニュアル通りにやってないのは卑怯だー」と鼻息を荒げてましたが、「そうか老いか」と考えるようになってからは気持ち的に健康になりました。

後輩が「Aさんはマニュアル通りのやってないー!ムキー!」となったら上の仮説のことを話すようにしています。
Aさんを若返らせてマニュアル通りにやってもらうことは不可能です。
それより「自分に何ができるのか」と思考を持っていった方が“勝ち”です。

チーム全員がみっちりマニュアル通りに動かなくてもいいのでは⁈と思っています。
リーダーは平等を求められることが多いですが理由を説明してあげるとメンバーは納得して仕事してくれますよ。

何かの参考になれば幸いです。

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あとがき

Aさん(男性)のことを書きましたが、同じ60代中盤のBさん(女性)も同じように業務を前倒します。2人中2人(100%)が前倒すので全老人ホームの60代中盤の方は前倒しているのでは⁈と考えてしまう僕はホント嫌なヤツなんです😅

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