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「エンタメの夜明け ディズニーランドが日本に来た日」を介護士目線で考える

ディズニーランドは1983年4月11日にオープンしました。
ディズニーファンではない僕でも4回ほど「夢の国」を訪れ…そりゃもう、毎回楽しんでおります🤣

この本にはディズニーランドを日本に誘致するまでの物語が記されています。

土地の埋め立てやお金の集め方、各所への交渉をこうやってやっていたんだと知ることができます。

でも僕がこの本で「なるほど!」と思った点は2点です。

先に2点をまとめると「相手に興味をもって、めんどくさがらずに1対1で話すといいよね」です。

1点目は「相手の“好き“を調べて尽くしておく」
ディズニー誘致に手を挙げたのは「三井」と「三菱」。(三井が勝ち取る)
移動中のバスでのこと。ディズニー関係者の飲みたいものを聞くと小さなバスの冷蔵庫から要求通りの飲み物が出てくる、でてくる。こんな小さな冷蔵庫にそんなたくさんの種類の飲み物が入るはずありません。
「三井」は事前にディズニー関係者のよく飲む飲み物を調べそれを冷蔵庫に入れていたのです。

ある日には、ディズニー関係者が銀座に買い物に行くとなれば案内することはもちろんのこと。
関係者に帯同していた奥様が手に取ったけど選ばなかったものを全て買っておけと指示を出します。
帰りの空港で「こちらお土産です」と選ばなかったものそっと奥様に渡します。
奥様は手に取ったものは全て覚えています。
結果は「きゃー!うれしー!」

2点目は「とにかく会って(酒を呑んで)懐に入れ」です。
ディズニーランドは埋立地にあります。もともとは海です。
海には魚がおりそれを生業としている漁師さんがいます。
埋め立てをするには漁師さん達の同意を得なければなりません。
お金だけでは解決はできません。担当した高橋さんは1800人の漁師と酒を呑んで呑み倒して2年はかかると見ていた漁業権放棄の交渉を半年でとりまとめたのでした。

介護現場ではよく「ちょっといいですか」と悩みを聞くことがあります。
これは男性脳だから仕方ないのですが、話している最中に頭の中で「答え」を思いついてしまうのです。

話の途中にでた「答え」は伝えても相手に響かないのです。

相手に興味を持って話を聞くっていうのは「無心で聞くこと」だと思います。答えなんて考えなくていいんです。

興味を持って話を聞くをかれこれ2年くらい実践しているのですが、まだまだ修行が足りていません。

あらゆる分野から良いものを取り入れて、介護現場が一歩前に進めるよう今日も頑張ります。

あなたも頑張って。

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