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【介護】大規模施設で担当部署の予算を獲得するには?

令和6年度の事業計画と予算をまとめる時期です。12月初旬にリーダーの僕からサブリーダーに「まずは計画から。その次に予算ね」と指示しました。

予算(モノ)が先に上がってきてしまうことがあります。「お年寄りが退屈にしているからプロジェクターとスクリーンを買ってください」と先に予算の要求がきます。
退屈しのぎにモノが欲しいのか。プロジェクターとスクリーンを使って何をするのか?が抜け落ちてしまっていました。
よくよく聞くとスタッフが習っているヨガをお年寄りと一緒にやり運動不足を解消させたいということでした。
とっても良いアイデアだけど、担当しているフロアのお年寄りはスクリーンに映った映像を見て一緒にできるの?て聞くと「たぶんできると思います!」と。
たぶんだとモノを買った後に「結局できませんでした」では本末転倒なのでまずはテレビ画面で試してみたら?と差し戻しました。

話しがそれました。

所属している老健はデイケアと入所、居宅支援事業者、地域包括支援センターが一つ屋根の下にあります。さらに事務、リハビリ、看護と多くの部署があります。各部署が事業計画と予算を出します。予算の獲得をそれぞれが望んでいます。
僕自身、大規模施設でリーダーとして事業計画と予算に携わることは初めてなので今回の取り組みをした結果は4、5月に明らかになります。

計画はできた。さて予算をどうするか。

  • 優先順位をつける

  • 現実的な数字にする
    車椅子がボロボロなので足りない分と買い替え含めて10台分計上するのではなく2台分にする

  • 令和5年度にあった困りごとを解決するためのモノを購入する
    離床センサーが不足して転倒リスクある新規利用者を断った

  • 未来を見越したモノを購入する
    ICT機器など

どの部署も予算(モノ)を獲りにきます。予算を割り振る上長が「これなら投資になる!」と思ってもらえることが大切です。
各部署が予算で足を引っ張り合うのではなく、今欲しいモノと将来に向けて欲しいモノを考えながら老健全体として一つになれていけるといいなと思います。

結果がどうなるか。

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あとがき

予算のために見積もりを依頼することがあります。買うことが前提にしても買わないことも全然あります。無料で快く見積もりを出してくれる業者の方々。いつもありがとうございます。

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