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【SDGs】子供が主導する「自己効力感が循環するコミュニティ」作り


自己効力感を高めることが大事、というのは子供も大人も同じ。


できなかったことができた、役に立った、など、アウトプットを通じて得ることが多いかな。


とある、困難を抱える子供達をサポートするNPOの活動で、小学高学年と中学生の男の子が四人集まって「悩み相談室」をやるので「悩みを募集」する、という話を聞きました。


目的は自己効力感の向上


私ならどんな悩みを持っていくかな、と以下のステップを踏んで考えました。


1.この活動の中で子供たちの自己効力感が高まるのはどんな時か?

「いい回答ができた」と思った時

さらに進めて「役に立った、ありがとう」と言われた時

他人の悩みに対し「しっかり向き合えた」と思えた時

難しい相談があっても最後までやり遂げた時


2.では、彼らが実感できそうな「いい回答」とはどんなものか?

体験談をそのまま、または間接的に使えた回答

「自分でも意外な発見」になった回答

「チームの力」で出せた回答

自分の悩みの回答にもなった回答


3.そして、「いい回答」へのプロセスを通じ彼らが何を獲得できるか?

自分の経験の再評価(良かったこと、悪かったことの客観視)

クリエイティビティ

チームスピリット

自分の悩みを解決するために「行動」しようと思う気持ち


4.さらに、活動を見守る大人は何をすべきか?

やり遂げたことを褒めること

回答の中に恐らく複数ある「成長ポイント」を見出し言語化すること

「いい回答」を自ら実践できるような環境を用意すること

想定と異なるネガティブな回答が出た場合でも「価値観の相違」か「正すべき考え方」なのかを複数の大人で協議したうえで対応すること

一定の期間を置いて、彼らの行動のフォローアップ・フィードバック


5.「悩み」を聞いてもらう(=問いかけ)にあたって留意すべきことは何か?

自己効力感を引き出すことを目的とした「作り話」は出さない

彼らを「試す」ような悩みは出さない

出された「悩み」に、彼らが苦しむことがないかよく考える(「負の共感性」の高そうな内容になっていないか)

彼らの年代の目線になって回答が可能かどうか考える


ここまで考えると、教育効果を引き出すことを前提にした場合、


「問いを立てるにあたり非常に高いセンスと倫理観を求められる」


という結論になりまして、「悩み」を持っていく大人としての自分に当てはめると、


「いい問い」は、上記の「いい回答」を引き出せるものであって、


結果として「大人である自分の自己効力感」も同時に高まるものである。


素晴らしい!
みんなで高め合うことができる!
花火!


そして、「みんな」の中には友達だけでなく「取り巻きの大人」も入れるぞ!


これぞALL-Win!


ということで、目下の私の悩みは・・・・


「このnoteのタイトルがなかなか定まらないこと」笑、


この取り組みが上手くいくことを祈ります。