火災保険で家を直せる…？

引越しのシーズンが近づいてきました。
火災保険で家を直せることを知ったのでシェアしたいと思います！
（賃貸物件の話）

そもそも賃貸物件で家に傷づけたりすると…

賃貸物件の場合、家は大家さんのものなので、退去するときは原状回復義務というのがあります。

かみ砕くと、

「誰が住んでも、通常通りに部屋を使用していれば生じる程度の傷とかはOKです。でも、わざとor不注意でできた傷とかは直しておいてね。直さなかったら、修理費用請求します」

という感じです。

もちろん、入居時と同じ状態にする必要はありません（というか無理）。
が、この原状回復というのは大家さん（や管理会社）と揉めやすいところです。

国民生活センターによると、毎年約12,500件の相談があるようです…！

敷金・原状回復の相談件数（国民生活センターのHPより）

具体的にどこまで直せばいいの？

では、具体的に退去時にどこまで直したらいいのでしょうか？
川崎市が原状回復についてわかりやすく書いていたので引用します。

まずは、直さなくてよいもの（通常通りに部屋を使用していれば生じる程度）から。

・日焼けしたクロスや畳
・家具の設置跡がついた床やカーペットのへこみ
・テレビや冷蔵庫等の後部壁面に発生した黒ずみ

川崎市のHPより

これくらいは生活してたら当然に出そうですね。
これらは退去時までに直す必要はありません。

続いて直す必要があるものはこんな感じ。

・タバコのヤニや臭い
・ペットがつけた柱のキズ等

川崎市のHPより

わざとor不注意でやってしまったときの代表例です。

もし今の家にこうしたことをしてしまったら、退去時に請求されてしまうの…？😢

こんな時に火災保険の出番！

こんなときに火災保険の出番です！

「火災保険で直せるの？」と思った方も多いと思いますが、契約書に「借家人賠償責任保険」という項目があれば直せる可能性があります！

わかりやすくいうと、不測かつ突発的に起こったものであれば火災保険を使って傷などを直せます！

上に書いたタバコやペットの例は難しいかもしれませんが、目を離している間に子供が壁に落書きしたとか、うっかり食器を落としてクロスを汚してしまったとかであれば保険金が下りる可能性があります。

注意点としては、事故が起こったら"すぐに"保険会社に連絡することです。
なので、「退去時にまとめて保険会社に請求すればいいか～」というのはできません。
やってしまったら"すぐ"連絡しましょう！

ちなみに…

自動車保険などであれば事故を起こすと等級が下がりますが（＝保険料が上がる）、火災保険は何回請求しても保険料は変わらないようです。

また、似ている名前で「個人賠償責任保険」というのがあれば、日常の事故を補償してくれます。
例えば、自転車走行中に通行人をケガさせてしまったとか、買い物中に高価な商品にぶつかって壊してしまったとか。

火災保険ってすごく幅広いんだなと思いました。

まとめ

もし賃貸物件に傷などをつけてしまったら、火災保険を使いましょう。
そうすれば、退去時のトラブルも少なくなると思います！

この記事が読んでいる方の参考になれば幸いです！

参考にしたサイト

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