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睡眠の質を高めるために1日どのくらい歩くと良いか

今回は、下記の文献をベースにまとめていきます。

文献紹介

タイトル

Surveying the effects of an exercise program on the sleep quality of elderly males

著者

Saba Karimi

はじめに

・睡眠が生涯にわたって人々の健康と福祉に重要な要素であることは広く認識されています。
・近年、成人の不眠症はますます増加しており、日常生活や仕事に悪影響を及ぼします。
・慢性不眠症は、入眠障害、睡眠維持障害、早朝覚醒などを含みます。米国では人口の約25%が不眠の訴えを持ち、約10%が慢性不眠症の診断基準を満たすと報告されています。
・現在、不眠症の治療には、薬物療法と非薬物療法があります。
・運動は不眠症の非薬物療法として提案されており、安全で安価、かつ簡単に利用できる睡眠改善手段であることが特徴です。

今回の研究の特徴

対象

60歳以上の男性の46名
介入群:23名、対象群:23名に分け、比較された。

介入

内容
運動プログラムは、
・ウォーミングアップと準備段階(5分)
・早歩き(10分)
・ゆっくり歩いてクールダウン(5分)
・休憩とリラックス(10分)
 10分間横になって深呼吸をし、目を閉じる
期間
週に3回、8週間

検討された項目

睡眠の質

結果

介入グループの睡眠の質は向上したことが示された。
質問紙票の「睡眠薬の使用」以外の項目ですべて改善された。
対照群では、変化がなかった。
睡眠の質、入眠の遅れ、睡眠時間、睡眠薬の使用、日常業務の問題、睡眠の全般的な質の要素において、試験後の段階で両群間に有意差があることが示された。
したがって、運動プログラムは参加者の睡眠の質を向上させるのに有効であった。

まとめ

睡眠の質を改善する方法の一つに、週3回30分のウォーキングを8週間する方法があります。

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