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東京生まれのアラサーが、地元祐天寺の街づくりに参加する

地元は好きですか?地域参加してますか?

私は入社5年勤めた会社を辞め、まとまった時間が少しできました。
せっかく時間が生まれたならと、生まれ育った東京都目黒区の祐天寺駅で
地域活動を始めました。

少しでも恩返しができたらいいな〜。
でもまた働きだしたら辞めちゃうかもな〜〜〜。と思っていたのですが

これは働きだしても、地域参加は続けていきたい!!!
老若男女問わず地域参加はゆるくでもやったほうがいいよ!!楽しいよ!!
と思えたので皆さんに少しその思いをシェアできればと思います。

後東京の23区は栄えているし、
街づくりの必要ないのではと思っていたのですが、
実はめちゃくちゃ必要そうだ!!ってことも気づけたので
そのことも少し話せればと思います。

地域参加してみたいけど・・・?なにから??
街づくりってそもそも何してんの????
みたいな人に読んでほしいです。

自己紹介

くろいし よしと 
祐天寺で生まれ、祐天寺に育てられた男。29歳。
親元を離れたくて大学は高知県で数学の片鱗を味わう。
同じ国でもここまで文化や空気が違うのかと驚き、ローカルカルチャーを愛する。
高知大学の地域協働学部設立前の先駆け授業を受講。
数学そっちのけで実験体になる。
地域活性化のリアル(重要性、楽しさ、難しさ等)を痛感
東京の小売企業で経費やらマーケティングやらで働いた後退職。
時間ができたので目黒区が主催する祐天寺駅周辺のまちづくり検討会に参加
「祐天寺駅周辺の魅力を発信する会」を発足。
子どもがローカルマガジンを作るプロジェクト(コロマガプロジェクト)を
祐天寺で始動。現在コツコツと準備中。

なぜ地域参加する必要があるのか?

まず地域参加に関して誤解が無いように認識をすりあわせたいです。
もしかしたら地域参加とは町内会や回覧板、消防団とか
ちょっと面倒なイメージが先行しているかもしれません。
もちろんそういうものも含まれますが、それは一部で。
私は住んでいる近所の皆さんと仲良くなるということだと捉えています。

ではなぜ地域参加が必要なのか。
言い換えるとなぜ住んでいる近所の皆さんと仲良くなる必要があるのか。
それは地域はずっとそこにあってくれるからだと考えています。

人は1人で生きていくことはできません。
まどみちおさんの「朝がくると」という詩が私は大好きなのですが、
そこにはこう書かれています。

朝がくると とび起きて
ぼくが作ったのでもない 水道で 顔をあらうと
ぼくが作ったのでもない
洋服を きて
ぼくが作ったのでもない
ごはんを むしゃむしゃたべる
それから ぼくが作ったのでもない
本やノートを
ぼくが作ったのでもない
ランドセルに つめて
せなかに しょって 
さて ぼくが作ったのでもない
靴を はくと
たったか たったか でかけてゆく
ぼくが作ったのでもない
道路を
ぼくが作ったのでもない
学校へと
ああ なんのために

いまに おとなになったなら
ぼくだって ぼくだって
なにかを 作ることが
できるようになるために

「朝がくると」 まどみちお作

この詩を良さを話しているとものすごい長文になるので割愛します。
これを読むたびに、人は1人では生きていけないな。
支えあって生きていかなきゃなと強く思います。

地域以外にも、私達は会社や家庭には所属し、支え合っています。
会社では、会社や同僚、上司を助け、助けられることで生きていけました。
家庭でも、ご飯を囲んだり、一緒に話をすることで助けられていました。

しかし会社を退職した今、仲良く交流していた人は、
どうしても疎遠になってしまいました。
仕事といういつもの話題が無くなり、家も遠いので直接会うのも大変です。家族だっていつまでも一緒にいられるというわけではありません。
極論寿命があるので。

最後までずっとそこにあるのは地域の友人ではないでしょうか。

そんなに急がなくても、老後でもいいかな。なんて思ってないでしょうか。
会社・家庭・地域ので貯まるポイントカードはそれぞれ別々です!
仕事でどんなにポイント(評価)を貯めても、
家庭のポイントが貯まらないように
会社や家庭でどんなにポイントを貯めても、
地域のポイントは貯まっていきません。

早めに地域のポイントも少しずつ貯めたくなってきませんか?

なぜ東京都心の祐天寺で街づくりなのか

高知の授業で地域活性化に取り組んだとき、
課題に上がったのは住民の県外流出でした。
人がいなくなる。
街に活力がなくなる。
どうやって盛り上げて、高知から離れないようにするか。
どうやって高知に移住したいと思わせるか。
雇用の枠も少なかったりと、本当に難しい課題でした。

こういった内容に比べると、
東京都心では雇用がたくさんあり、
人も集まっています。
この恵まれた環境でわざわざ街づくりをする必要があるのでしょうか。

理由は大きく二つあると思います
一つ目は高知での生活を経験し、祐天寺に帰って思ったことは、
「ローカルパワー」が不足しているということです。

高知にいたときは、隣のおじちゃんに玉ねぎを気軽に頂きます。
路面電車でお年寄りが乗車で大変そうなら、誰か手伝う人がすぐ現れます。
初対面のコンビニの店員さんでも、それなりに世間話ができます。

東京都心ではそれが(少なくとも私の視点からは)ほとんど見えません。
隣に住んでいる人が誰だかわからない。つながりは分断されていて
生活することに少し息苦しさを感じてしまいます。
これではテレワークが常態化した今、
暮らしやすい地域を選んで居なくなってしまうかもしれません。
昔のプライベート筒抜けな地域に戻そうというわけではなく、
ネットをいい感じに駆使して、令和なゆるい地域のつながりを作れば、
お互いに暮らしやすくなるのではないかと考えました。
つながりというか、気軽に挨拶ができるくらいのゆるさで。

二つ目は地域への愛着形成が難しいということです。
東京近辺は特にアクセスが良いので、引っ越しもしやすいです。
引越し先の選定条件もアクセスの良さや家賃の都合で選ばれがちです。
更に仕事中心の方は寝に帰るだけになってしまうと、その街に愛着を持つことは難しいです。

高知に行って高知のみんなぁと関わって、高知が大好きになったように、
祐天寺と関係がある人に、少しでも祐天寺を知ってもらえる機会を作りたいと思いました。

地元の人が思う美味しいお店が気軽に聞ける関係、最高じゃないですか?
というか私が知りたいので教えてほしい!

どうやって地域参加していったか

私の場合は幸運にも、目黒区が祐天寺のまちづくりに関して
丁度人を集めてくれていましたので、そこに参加するだけでした。
そこでは街歩きマップを作ろうというメンバーが集まっていました。

街歩きマップを作るにはいくつかの課題がありました
・一過性のものにしてはもったいない
 →作り続けるには組織化しないといけない
・情報発掘や情報発信には人とのつながりが必要

そこで見つけたのが 子どもが作るローカルマガジンプロジェクト
通称コロマガです。

  • 子どもたちに向けて、プロのクリエイターから
    人に伝える記事/イラスト/写真等の講座を実施

  • 講座をふまえ実際の企業や施設・店舗を直接取材

  • 取材した記事/イラスト/写真をプロのデザイナーがマガジンに編集

  • 最後にお披露目会を実施し、地域の皆様へ配布

コロマガの良いところは、
子どもの創造性が育てられるという教育的価値ももちろんありますが、
特に地域がつながり、動き出すことに魅力を感じています。

  • 子ども達は、取材を通して、地元や地元の大人と接点を持つ

  • 街で活躍する人達は、その魅力がより多くの人に届く

  • プロのクリエイターは、講義等を通して、地域に存在が見える

  • 住民は冊子を読んで、祐天寺の新たな一面を知る。地域参加の足掛かりに

コロマガプロジェクトはノウハウを提供していただき、
具体的なやりかたは各地域の裁量にまかせられているので、
地域のみんなで作り上げられるところも非常に魅力的です。

こうして生まれたつながりから、次の地域プロジェクトやお仕事の方にも
うまくつながっていく歯車になっていければと思っています。

おわりに

まだ地域活動は始めたばかりですが、良いことはたくさんありまして。
意外と地元のことって知らないなーと毎日思ってます。
おすすめのお店や新しいイベント等
メンバーみんなでじゃんじゃん情報交換ができること。
大好きな祐天寺を大好きな人たちで語り合える時間。
最高に幸せです!みんなもやろう!!!!!

これから辛いこととか大変なこともたくさんあると思います。
でも今思っているこの熱意を大切に、地域活動を頑張っていきます!

祐天寺を一緒に盛り上げたい人は是非連絡してください〜〜!


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