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ハロー効果とは

「ハロー効果」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?

ハローというのは、“こんにちは”の挨拶ではなくて、キリスト像や、仏像・菩薩像などの後ろに描かれたり設置されたりしている、光背のことです。

その存在が輝いている様子を表現するための、きらきらエフェクト、とでも言いますか。

さて、この光背と同じような効果が、彫刻や絵画だけではなく、実在の人物にもあるのです。

たとえば、「ブラジルでサッカーをやっていた」と聞いただけで、その人のことを、ものすごくサッカーのうまい人なんだと思ってしまいませんか?

実際のプレーを見たこともないのに。

また、たとえば、「東大を卒業している」というだけで、その人は頭がいいんだろうと思ってしまったりしませんか。

実際に話したことすらないのに。

ただ、強力に見えるこのハロー効果にも、賞味期限があります。

300人弱のプロフィール(顔写真・自己PR・経歴・家族・出身地・年齢)を、400人の男性被験者に見せ、各女性のパーソナリティについて想像し、評価してもらう、という実験を行った人がいました。

すると、ほとんどすべての男性被験者が、顔写真を重視して評価をしたのです。

女性が美人の場合、「彼女はお人好しだろう」「嘘をつけないタイプだ」と評価する一方で、不美人に対しては、「頭はよさそうだが、イジワルで計算高いタイプだ」と評価する被験者が多数を占めるという結果になりました。

どうですか?

ひどい、と思うでしょうか?

でも、ハロー効果に賞味期限があるせいで、一番気の毒なのは実は、美人のほうであるという結果になることもわかっているのです。

外見の美しさによる最初のハロー効果として、「美しくて知的で性格も良い」とやたらと高い評価を受けてしまうと、その後、どんな些細なミスをしても、評価が下がり続けることになります。

最初の期待が大きいと、必要以上に幻滅されてしまう。

これを「ロス効果」と言います。

一方、外見がさほど美しいわけではないために、性格も良くはないのだろうと評価された女性に関しては、逆の効果が働きます。

どんなに小さなことでも、振る舞いの美しさや、ちょっとした気の遣い方で、評価が上がっていくのです。

ごちらは、「ゲイン効果」と呼ばれています。

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