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自分を生きるとドンドン孤独になるよね

現代を生きる大半の人々が、お馴染みのものが良いと思い込んでいる。

これまでの慣例や世襲、あらゆる慣れ親しんできたものに固執する、これを執着という。

親が子離れできないように、パートナーの突然の死を受け入れられないように、これが愛着。

「お前がいないと生きていけない、あなたがいないと一人では無理だわ」

そして何よりも未知や未体験のモノへ無条件の恐れや不安を抱いている。

だからお金があると安心、ないと不安、数が多いほうがいいと思い込む。

貯金の額、年収、実績、テストの点数、チャンネル登録、イイネの数。

お客さんの少ないお店には入りづらい、たくさん人がいる場所だと安心。

何故? どうしてこんなバカげたことが??

それは社会とはその中を生きる人々の合意のもとに成り立っているから。

お金自体に価値はない、でもその価値をみんなで共有しているから付加価値が生まれる。

一流企業や学位も同様に、創業者の実績や偉い学者による偉業があればこそ付帯的に評価される。

でもどうして??
私たち自らが、そんな社会を集団的な合意設定によって営んできたから。

人類の歴史が長くなるにつれ、だんだんとそのように形骸化。とはいえ結局はいつの時代も最終的に前例のないものにこそ価値が見いだされる。

豊かな人ほどオリジナリティを尊重して人と同じではないことを誇る。

古い慣例にとらわれずポストを与え、唯一の商品には評価を惜しまない。

とどのつまり自分を生きるとは、
評価される前も後も孤独の中を生きる定めだということ。

こうしたごくありふれた世相が腑に落ちないのも致し方のないこと。

この世で自らを生きている人は、全体の1%に過ぎないから。

それでも1%の人々によって新たな時代の幕が上がるのです。

自分だけのサードプレイスを確保

大事なことをもう一度、現代を生きる大半の人々が、来るべき未来がこれまでの人生と同じようなものとなるよう、自ら狭い筋道を敷いて生きづらくしています。

過去現在未来が地続きじゃないと嫌だと、そう子供のように駄々をこねている。でも実際には、過去現在未来は何の関係もなく、一切繋がっていない。

何故なら、この世には今しか存在していないからです。

今今今を連続して生きているのが私たちの人生の正体。

映画のフィルムのようにその瞬間瞬間だけがコマ送りで繋がっているように見えているだけ。

コマとコマを勝手に関連付けているのは自分自身。

ある日道端で10億円拾うコマが紛れていたとしても、そのシーンは自分の人生には不適切だからと自ら破り捨てているのです。

突然それまで自分の中で鳴りを潜めていた、脚本家の大先生が言うのです。

「今のセリフ、変じゃない?」(何も変じゃない)

つまりは事あるごとに、自分で自分にダメ出しをし続けているのです。

自分を生きるとは、いついかなる場合にも自分に何が起こってもいいようにすべてを赦すということ。

この世では、自分の準備が整った人に順番に豊かさがやってきます。

今大半の人が満たされずに生きているのは、心を整えることができずにいるから。

息つく間もない、息の詰まるような毎日を生きづらいと感じながら過ごしている。そのように自ら人生の可能性を狭めることで、日々を忙しなく生きることを選択し続けています。

心を整えるためには、まず心穏やかにならねばなりません。

心の安寧には健康であり、何よりも時間が必要です、場所もなければいけません。つまりはそれらを意図してキチンと確保するための準備が必要ということです。

いかがですか? 今この記事を読んでいる誰一人完璧に身の回りを整えられている人などいないでしょう。

そもそもそれができている人は、この記事を読むことはありませんので、これは少し意地悪な問いでした。

それでもきっと皆さんは次の瞬間こう言います。

「でも、それにはお金がかかるし」
「だって、忙しくて時間がない」

私にはさっぱりわからない、自分を生きる以外のどこに先行投資するというのでしょう?

誰でもいいので教えてください、自分を生きる以外に一体いつ時間をかけるのでしょう?

今を生きるため、できることをする、それにお金が必要であればまずは使える範囲の予算ではじめましょう。

時間がないのはもはや論外です、毎日のスケジュールが破綻していることに自分で気づけていません、これは赤信号。
まずは最優先で時間的余裕の確保です。

一刻も早く場所と時間を確保しましょう。

「でも、子育てに時間的余裕なんて、ムリ」
「だって、狭い家の中にそんなスペースは」

そうですか、ではこれまで通りあちらの狭い道を険しいお顔でお進みください。私たちはこちらの広くて豊かな道をみんなと笑顔で行きますから。

今後お互いの道は離れるばかり、もう二度と交わることはありません。

あなたに会えないのはとても寂しいです、それではさようなら。

さいごに

どうか一度だけでいいので、自分と自分以外の関係性を心の中で整理してみてください。

周りに振り回されるのではなく、自分にとって周りとは何なのか、きっと気付けるはずですよ。

でも、今更なんて思わないでください、思い付いた日こそが吉日。

自分こそが自分の人生の監督です。

すべては自分の思い通り、つまりはあなたこそがこの世界で唯一の主人公。


タイトルイラスト

いつも本当にありがとう。 これからも書くね。