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ただ生きるのは嫌だ

普通に生きるだけじゃダメ?

誰がそんなこと言った?

あなたが勝手にそう思い込んでいるだけでしょ?

自分の家族を守り、新たな命を育む。

それだけでもう十分じゃない?

もっとお金を、大きな家を、力を?

それでもまだ足りない?

一体どれだけ大きくなれば、どれだけ増やせば満足する?

あなた、何か勘違いしてない?

『自分なんか』とか。

『自分じゃなくても愛する人たちを守れる』とかさ。

言われないと気付かない?

あなたじゃなきゃ、あなたの愛する人は守れないんだよ?

まだそんな簡単なことにも気づけない?

あなたはね、もうすでに愛する人たちをその背中で立派に守ってるんだよ。

それでね、最後に「嗚呼、そうか」とか言って死ぬの。

ただそれだけなんだよ。

あなたは今でも十分に勇敢に戦ってるの。

あの時言ったよね?

「愛してる、私があなたを守る」って。

その瞬間、結実したんだよ。

その時からこの世界は寸分違わず、その通りに進んでるんだよ。

あなたの言霊の通りに。

いい加減そのことに気づいて。

正しさとは、自分を強く信じることだ

・・・どうしたの?

何で泣いてんの?

『私は間違ってなかった?』って。

・・・殴るよ?

今だからそうだって言ってるの。

あなたは唯一無二の存在として、これまで愛する者たちを守り続けていて、そのことにあなただけが気付いてなかったって話をしてるの。

だからあなたは、これからもこれまで通り、何も変わらずにただ馬鹿みたいに笑って生きればいいんだよ。

たったいま、使命を思い出し、自分の宿命を受け入れた。

もう二度と、あなたは迷わない。

それじゃあ、バイバイ。

◆著者紹介

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忘れられない恋物語

いつも本当にありがとう。 これからも書くね。