幸せだけど、辛い人生
気がつけば46歳、僕のピークってあったっけ？
恥の多い生涯を送って来ました。
ふと浮かんだフレーズは、太宰治先生の名作『人間失格』のき出し。
多分、実家のどこかに積ん読した状態であります。
一時期、小説家になろうと思って、1年に50冊ほど、名作からラノベまで、色々なジャンルの小説を買って読んだ時期がありました。
小説家なら日本語が書ければ、書けるじゃないかと軽い気持ちで、思い立ち、小説の書き方の本も何冊か読んで、書こうと思ったけど、ダメでした。
この時に、多く本から知識を得て、多くの気づきを得ることができたと思います。
本から学ぼうなどと思っては犬にされてしまう。
本も読まないようでは豚になる。
ちょうどその頃、楽天ブログなどで、アフィリエイトで稼げるというのが話題になっていて、僕もブログを始めました。
そこで選んだのが地方競馬をテーマにしたブログでした。いわゆる中央競馬（JRA）のブログはありましたが、地方競馬のブログは少なく、そのうえ財政難で多くの地方競馬が廃止なるなど、ホームとしていた岩手競馬も廃止か存続かの議論が出されていて、注目が集まっていました。
それに乗じて、僕のブログも２チャンネルに登場する位は、その界隈では知られる存在にもなり、岩手競馬も東日本大震災を乗り越えて存続することができました。
岩手競馬は、今では黒字となり盛り上がっているとのこと。喜ばしい限りです。
僕の方は、アフィリエイトでは思うように稼げずに、結婚を機に足を洗いました。
24歳でお金の大きな失敗、挫折、転職……
仕事は、24歳の時に、お金で大きな失敗をしました。
就職氷河期に高卒で就職した安定した職を失い、家族が本当にバラバラなりかけましたが、有り難いことに今でも両親や弟とは、縁が切れずに、仲違いすることなく関係性は良好です。
職を失ったあとは、派遣社員として某大手家電メーカーの工場でエンジニアとして、製造技術部に所属してました。
今では広く普及したICチップの開発にもちょっとだけ関わることもできました。ほとんど休みなく働き、派遣社員ながら表彰されたり、責任ある仕事を任せたりして、正社員への話しも出てくるようになりました。
しかし、不況の影響で、派遣止めとなり、工場も数年後に閉鎖しました。
地元で勤続10年…収入上がらず…
その後、競馬が縁で知り合った友人の勧めで、地元の医療機関で働くことなりました。縁とは不思議なものです。
初めは、送迎車を運転するバイトでしたが、正職員となりました。
しかし、どんどん職員が辞めてしまい、事務員に回され、いつしか最後に残ったのが僕でした。
東日本大震災で職場が被災したため、内陸部に仮設として移転しましたが、規模が縮小してしまい、売上が激減したこともあり、給与のベースアップは微増したものの、ボーナスは減らされて、年収ベースではほとんど増えることはありませんでした。
人数が少ないので有給休暇も取得しにくい状況で、業務量は増える一方で、収入は変わらない。モチベーションは下がる一方で、大きなミスも度々おこし、叱責されることも多くなり、限界を迎えた僕は辞表を出しました。
しかし、後任と僕の次の仕事が見つかるまで、残って欲しいと言われました。
僕も43歳を過ぎて、転職や起業するのに迷いがありました。そこから1年ほど、パートしてその職場を続けてしまいました。結果的には、さらに収入が減ってしまいました。今思えば、正常な判断ができないほど視野が狭く、心が病んでました。
44歳で転職。文字通りのオールドルーキー
44歳になって転機が訪れました。専門学校で非常勤講師をしないかという相談を受けました。
42歳でeスポーツに目覚め、活躍する人材を輩出したいという夢を持ったら道が拓けたことは、本当に驚きました。
翌年には、掛け持ちで短大の非常勤講師も務めることになりました。
地元から職場まで、車で130km、往復4時間の通勤時間ですが、以前に比べれば、仕事のストレスは減り、若い学生・生徒と関わり合うことは、とてもよい刺激となり、とっても楽しく過ごせています。
しかし、どちらも非常勤ということで、収入が不安定という悩みは尽きません。
それでも幸せな人生だと思う
僕は、色々な人と巡り会い、たくさんの経験、本やインターネットから様々な知識を得て、楽しい思い出がたくさんあり、周りの人に支えられて、幸せな日々を過ごしています。
妻は児童館（保育園）の時の幼なじみです。
子どもは居らず、妻とはたまに喧嘩をすることがあるけれど、休みには2人で色々なところに出かけています。夕食はほとんど家で食べています。
そんな夫婦生活を妻が描いていますので、もしよかったら見てみて下さい。
幸せだけど、辛い…そんな人生を変えたい！
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