Yoshio Ishikawa

石川吉雄 プロダクトのデザイナー。 ものづくりとデザインについて考えることを書いてい…

Yoshio Ishikawa

石川吉雄 プロダクトのデザイナー。 ものづくりとデザインについて考えることを書いています。

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  • 珈琲を淹れた話

    卒業制作のリサーチプロジェクトをまとめて行きます。

最近の記事

ボードゲームを作った話

ゲームマーケット2021秋にてピーナツデザインという名義で友人と二人でVICKEというボードゲームのルールの検討、デザイン、広報、量産、販売まで一貫して行いました。 本業の規模感と比べると1/10,000程度の取り組みでしたが、個人的に思うところがあったのでテキストで残そうと思います。 VICKEについて2人用のボードゲームです。 友達とガヤガヤやるパーティゲームではなく、二人でゆっくりと遊ぶゲームになっています。 駒はジェスモナイトという樹脂で型取りし、ボードも帆布を

    • どこでも作れる台

      2020年10月半ば、撮影用の台を撮影したら思っていたより反響があったので、そのデータと材料をシェアしようと思います。 特徴として ・ネジや釘を使わないので、組み立てやすく分解しやすい。 ・材料はどこでも買えるので、3Dプリントさえできれば運搬の必要がない。 ・パーツの汎用性が高いので、再利用しやすい。 みたいなことがいえると考えてます。 下に添付してあるデータを出力し、ホームセンターにいけば、日本中どこでも作れるはずです。 構造上そこまで丈夫なものではないので、体重を

      • 0から珈琲を淹れた話:準備編

        ものづくりのルーツに迫る 便利な道具に囲まれ、3Dプリンタも簡単に帰る時代。 だからこそ、自分で作るという行為、ひいてはものづくりそのものと向き合うべく、0から珈琲を淹れました。 ルールは 「人工物を使わずに珈琲を淹れる。」 です。 素材を集める人工物が使えない以上、自然物から道具を作っていく必要があります。 最初は道具を使わずに集められる道具を集めます。石や木の棒が主ですね。 石をつかって苧麻なども採集します。苧麻は川辺に生えている丈夫な繊維になる植物です。 松の

        • 0から珈琲を入れた話:ドリップ編

          珈琲カップができましたので珈琲をドリップしていきます。 準備編はこちら 動画珈琲豆を採取する日本では自生している珈琲豆は手に入らないためたんぽぽの根で代用します。たんぽぽ珈琲自体はデカフェ目的等でも飲まれており、古くから代用珈琲として使われてきた素材でもあります。 素手で掘り起こそうとすると根がちぎれてしまいがちなので、竹で作ったスコップを使うと良いです。掘り起こした根は洗って裂いて天日干しにしておきます。焙煎時間が短縮できます。 焙煎する天日干しにした根をフライパンで

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