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夏休み最後の日の午後は"Niksen(何もしない)"で過ごした【Aflevering.138】

 今日は娘の夏休み最後の日でした。娘は朝から「いよいよ明日から学校だ!!」と張り切って、明日いるものや時間を確認していたようです。

 今日の午前は「IBDP日本語A」の学習サポートの授業をさせていただき、午後からは"Niksen"の時間にしようと決めました。

 "Niksen"の基本的な考え方については、私が以前書いた記事も参考になればと思います。

 午前中の仕事が終わり、家族で昼食をとった後は、娘の最後の夏休みの日でもあったので子どもとの時間を過ごすことにしました。
 部屋で一緒にごっこ遊びをし、その後公園に出掛けて散歩に行きました。

子どもと遊んで大笑いする喜び

 仕事が忙しいと、ついつい子どもとの時間が少し負担に感じてしまう自分がいます。今目の前の仕事に集中したいと思いつつ、子どもとの時間は人生の中でも限られているからしっかり子どもとの時間も大切にしたい!と言う気持ちにも挟まれることがよくあります。

 そんな時は気持ちを切り替え、仕事のことを頭の中から一度追い出して子どもとの遊びに集中すると、遊びの中でいろんな面白いことが起こり、私も娘も大笑いをして笑い転げながら遊んでいます。それが私にとって幸せな時間です。

 まだ娘は6歳ですが、この子の今はこの瞬間にしかないと思うと、もっと大切にしようという気持ちになれます。ただただ今に気持ちを置いて、子どもと一緒に過ごすことで学べることもたくさんあります。

 次は公園まで行きました。私は読みかけの本を読みたいなと思っていたのですが、もちろんそんなことできるはずがありません。笑
 娘がふと「お父さん、見ててね」と言って鉄棒を始めました。なんと、夏休み初めの頃にはまだできなかった鉄棒の逆上がりと前回りができるようになっていたのです。それを見てとても嬉しくなりました。後から聞いてみると、夏休みの体操教室で何回も練習したそうです。

 仕事が忙しい時は子どものことが見えなくなりそうな時が何度もあります。しかし、この"Niksen"を取り入れることによって、意識的に子どものことだけを考える時間を作って良かったと思いました。子どものありのままを受け入れ、そして成長を感じることができます。

散歩しながらする会話

 私は散歩が好きで、時間がある時はふらっと目的もなく外に歩きに行きます。街の風景を見ていると、自分が大きな時間の流れの中にいることを実感します。
 私の家族はあまり散歩が好きではないのが少し残念なのですが、今回は公園で遊んだ後に娘と買い物がてら近所を散歩しました。

 私は散歩している時は結構会話がしやすいと思っています。家にいる時は何か次のことを考えてしまったり雑念が入りがちになってしまいます。
 ただただ見慣れた周りの景色を見ながら、ああだこうだととりとめもない話をするのです。

 娘と散歩をしながら道端で出会う猫を眺めたり、虫を観察してみたり、学校を覗いたりしました。そして、帰り道に出店みたいなものがあったのでそこを少し覗いて家に帰りました。

 道中娘はずっと喋りっぱなしで、その話を聞いていると、子どもってそんなことまで考えているのかと驚くばかりでした。友達の話や食べ物の話、旅行や架空の世界の話など、バラエティ豊富です。

「父親」として過ごした午後

 日本語教室としての仕事もオンライン家庭教師の仕事も大好きです。しかし、24時間仕事モードでいるわけにはいきません。また、私はせっかちな性格なので、何でも先に先にやろうとしてしまいがちで気持ちの切り替えがとても下手です。

 "Niksen"という考え方に出会い、それが仕事を止めてしまうのではなく、仕事の能率を高めるためには必要なことだと理解できるようになってからは、そういった時間を取り入れています。

 そうすることで、「講師」としての自分だけでなく、「父親」「夫」「一人の友人」としての自分の時間も味わうことができるようになりました。日本にいる時は土日とも半日は必ず出勤しなければならなかったので、95%ぐらいはずっと「教員」としての自分しかなかったように思います。

 今日は「父親」として気づくことができた娘の成長や、子どもとの純粋な関わりによってリラックスできました。
 忙しい日常の中で、意図的に自分を休めることはこれからも大切にしていきたいと思います。

 そして就寝前、早起きするために「朝7時に起きる!」という大きなメモをなぜか私たちのベッドの側に置いて自分の部屋へ行きました。

 明日から新学年、新クラス。良いことも悪いことも、家族みんなで一緒に共にいたいと思います。

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