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 映画「Fukushima50」を観て私が学んだことを記録しています。

 ラストシーンに登場する、吉田所長から伊崎当直長に宛てられた手紙の中に、我々が学ぶべきメッセージが込められているように感じました。

 この映画は、門田隆将氏著の『死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発』が原作となっている作品です。東北地方太平洋沖地震に伴って発生した福島第一原子力発電所事故が起こった時に、約50名の作業員が残って発電所の業務にあたった時の話です。

 原発の是非や政策については、この映画とは別のところで議論すべきことですが、現場で奮闘した作業員の方々の責任感や誇りを持って仕事にあたっている姿に感銘を受けました。

 私たちは、今ある現実を「当たり前に存在しているもの」として何の疑いもなくただ消費するだけになっている時があるのかもしれません。

 私たちに必要なのは、一度選択した行動や政策を批判したり後悔することに終わらせるのではなく、
「失敗から何を学んだのか」
「失敗を次に活かすにはどうしたら良いのか」
を考える力、話し合う力、そして当事者としての意識を持って行動する力
だと思います。

 私はここに「歴史」を学ぶ意義があると強く感じています。
「過去」に起こったこと、「現実」にあるものを事実として正確に記憶しているかではなく、その事実や歴史的解釈を自分ならどう考えるのか、その考えをどう発展させるのかが重要なのではないでしょうか。

 リスクを恐れて何も行動しないというのは、失敗することもなければ、逆に何かを得ることもできません。しかし、無謀であることもまた危険です。

 これからの未来は、予測することが困難であるだけにたくさん失敗しないといけない時代だとも言われています。
 失敗を恐れずチャレンジする、そのチャレンジの結果を受け止め次に活かせるような環境を教育の中で整えていくことが大切なのではないかと、映画から感じることができました。

 私自身も、与えられ消費するだけではなく、自分からチャレンジして何かを創り出そうとする姿勢を大切にしていきたいと思います。

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