見出し画像

第5回ヨーロッパ周遊記①(2024.02.19)元高校歴史教員が感じるフランス🇫🇷「モン・サン=ミッシェル」の魅力【379】

 フランスの西岸部ノルマンディーにあるモン・サン=ミッシェルに行きました。今回は現地の様子や魅力などを記録しておきたいと思います。
 今回は電気自動車(EV)をレンタルしてオランダから一泊をはさんで現地に訪れました。遠くからでもモン・サン=ミッシェルを見ることができその存在感は圧倒的でした。

駐車場はかなり広い

 駐車場はモン・サン=ミッシェルの手前にあります。観光シーズンにも対応できるようにかなりの収容台数がありました。料金もそこまで高くはありません。精算機のところにあった料金表を掲載しておきます。

駐車料金等の案内板
無料のシャトルバスが出ています
(3kmぐらい歩いていくことも可能です)

 外側に城壁があり、その中に街があって、上の方には修道院があります。百年戦争には要塞として使われたり、フランス革命期には監獄として使われたそうです。そして、ドイツ軍の占領は受けたものの、この場所は壊滅させられることはなく、今に使い形で残されたそうです。1979年以降はユネスコの世界文化遺産に指定されています。

遠くから見た存在感があります

修道院

修道院への入場は大人€13でした。
内部は非常に芸術性が高く、本当にこんなところに人が暮らしていたのかと驚くほどの場所でした。

3.西のテラス
大聖堂の頂点に大天使ミカエルが見えます
4.修道院付属教会
ゴシック様式

ラ・メルヴェイユ(驚嘆)

ゴシック芸術の傑作として称されたそうです。

5.回廊
二重の柱で屋根を支えています
エコワンソンという彫刻装飾も見られます
6.合同食事室
6.合同食事室の天井
6.合同食事室の屋根の構造
7.迎賓の間
大天使ミカエルから「この岩山に聖堂を建てよ」と
お告げを受けたオベール司教のレリーフ
美しい柱と天井です
9.聖マルタン礼拝堂
10.大車輪
荷車を運ぶために囚人に回させたそうです
11.聖エティエンヌ礼拝堂
死者のチャペル
12.大階段
13.修道僧の遊歩道
ゴシック様式
14.騎士の間
ラ・メルヴェイユの建物の中です
修道院の出口から撮影

修道院の後に作られた街並み

 修道院に僧が住み始めるようになって村が下に向かって発達したそうです。入り口の王の門から中に入ると賑やかな雰囲気が漂っています。

グランド・リュはメインストリート
お店がたくさん並んでいます
城壁の内部にはかなり深い底があります
コキュの小道
第1の「ラヴァンセ門」
第3の「王の門」

最初は街並みで帰りは城壁?

最初は城壁か街通りを歩いて修道院に寄った後は城壁に沿って外の景色を見ながら帰っても良いかもしれません。

 3つの門や城壁など、敵からの侵入に備えた要塞としての顔を見られたモン・サン=ミシェルはとても魅力的でした。また、サン=ピエール教会にはジャンヌ・ダルク像もあり、歴史の深さを感じるとともに、とても素晴らしい芸術性も感じられる不思議な空間でした。
 素敵な滞在ができたことに感謝したいです。

<参考情報>
・モン・サン・ミシェル修道院パンフレット

この記事が参加している募集

一度は行きたいあの場所

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?