こんな営業からは物を買わない。

仕事柄年間相当の人と名刺交換します。名刺1箱100枚入りのやつをなんだかんだで4-5箱使っているって事は、数百人とは会っているでしょうか?もちろん社内の別の部署とかでも名刺交換することもあるので全部が社外ではないと思いますが大半は売り込みというか商品提案と言う名の営業を受ける機会が多いのです。

なので、そんな営業を受けた時に「あ、この人から物を買わないほうがいいな」って思ったり、「この人とは一緒に仕事できないな」って思う人がたまにいます。一番僕がないな~って思うのは、

1.時間配分が全く考慮されてない人。

大抵打ち合わせ時間って1時間くらいですよね?そうしたら普通時間配分って考える訳です。例えばオープニングの名刺交換とか挨拶に10分。終わりに次回のアポ取りやまとめとかに10分。そうなると残り40分。そして質疑応答で15分くらいは欲しいから残り25分。で、予備5分と考えて20分。資料配布したりPCの場合は立ち上げ時間を考えるとプレゼンに使える時間は15分。だからしゃべる資料の物量は1分1ページと考えても15枚。ま、丁寧にしゃべると10枚前後でまとめるかな・・・って思うわけです。

それなのに、30枚も40枚も持ってきて1時間のうち45分くらい説明をひたすら、ひたすら説明する人。当然時間がなくなるわけです、初見の人に「もう少しお時間大丈夫ですか?」とか聞いちゃうんですよね。まあ、何も次の予定なければ「ああ、大丈夫ですよ」って苦笑いしますけどね。心の中では「ああ、こいつプレゼンの段取りもクソだって事は仕事の段取りもクソなんだろうな」って思ってしまうんですよね。だから、こういう人からは買わない。

2.良いことしか言わない人

僕の会社に商品を売り込みたいという気持ちで一杯なわけです。だからプレゼンや提案はキラキラしているすごいこと、便利な事、それなりにリーズナブルな事を言うのは当たり前なんです。だから僕はいつも

「逆に、これを使う時に気をつけることとか苦手な所ってありますか?」って質問しているんですけどね。

「大丈夫です。問題ありません」

と言う人います。初見でそれ言われると疑心暗鬼になるのでちゃんとメリットデメリット説明できない人からは買わない。

3.外資系の人のデータトークでよくある台詞

外資系の営業さんはきらきらな提案結構してくれます。資料もしっかりしているんですが、僕が、このワードが出たら買わないようにしようと思っている言葉があります。

「ワールドワイドでは・・・」

「北米では・・・」

という枕詞をつけてデータを見せられる機会があります。そんな時は、心の中で「いや、ここアジアだからアジアのデータださんかい」って思ってます。出てこないとなると、やっぱりアジアでは実績ないんだなあって思っちゃうんですよね。あと、無駄に資料が英語。別に英語でもいいんですけど、それをイチイチ読み解く手間隙考えたら日本人の営業さんで日本人に対してプレゼンするんだからローカライズくらいしてこいよって思います。つまりきっと、この会社と一緒に仕事するとマニュアルとか手順書とかはローカライズされないんだなって思うので買わない。

初見で初めてのプレゼンってとっても大事だと思うんです。だからこそ、自分は気をつけているし丁寧にやっているけど、そうじゃない人多いのはなぜなんでしょうね??それも経験の差ってやつなんでしょうか・・・

とある企業に勤める新米マネージャー 昔課長島耕作に憧れを抱いていたけれども、いざ自分がなってみると感じたリアルとバーチャルの境目に苦悩する日々をつらつらと書いたもの