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困ってる、怒ってる、逃げたい

冬休みが明けそうです。期末レポートの期限が迫ります。親戚にも、教授にも、マッチングアプリのどこの馬の骨かわからない人にも「今年は就活だね」としきりに言われます。演劇の稽古と舞台美術の準備もそろそろ始めます。だけど、全部に乗り切れない。本腰を入れていいのかわからない。逃げていい理由ばかり思いつくけど、今逃げれば比喩でなく生きていけなくなる気がする。もうやだ、今日寝たらそのまま死んでたらいいのに、って思わなくもない。ほんとに死なないうちに「死にたい」を吐き出しておこう、ということで、書いておきます。大丈夫です死にません。

明日は舞台美術の作業の場所取りをする日。緊急事態宣言がほんとに飲食店の時短営業だけなら、2月の公演はきっとやる。
東京のど真ん中まで電車で通うのも、決してきれいじゃない作業場で木くずにまみれて作業するのも、元気な学生がうようよいる学生会館でお昼を食べるのも、対策すれば大丈夫だなんて言いきれない。大学生だってそこまで楽観的じゃない。だけど、どうしてもできないってならない限りはやりたい。延期すればって簡単に言うけど、学生の時間は短い。今のメンバーが集まれる時期がこの先あるとは思えない。今観てもらうために作っているものを、いつになるか分からない今度のために休ませるのは悔しい。
「じゃあ、やったらいいよ」ってみんな簡単に言う。で、誰かが感染したら「この時期に演劇なんかするから」って批判する。「自分たちのためにやり通せ」と「周りのために我慢しろ」の板挟み。いい結果なら「周りに感謝」、悪い結果なら「自己責任」。もううんざりだよ。バカにしすぎだよ。

「こんな時期に就活なんて大変だね」ってよく言われる。うん。そうなんだよね。わかってる。「だけど頑張れば大丈夫だよ」ってみんな言う。そう言えるのが心底うらやましい。
じゃあ、あんたも頑張ってみるか?画面越しの情報だけで判断されてみるか?ひっきりなしに来る就活メールにげんなりしながら、一人でネットの情報かき集めるか?言ったところですっきりしないし、わたしが将来食べていけるようになるわけでもない。
わたしたち以前の就活だって苦しかっただろうし、対面のほうがしんどいことだってあると思う。でも、そんなに簡単に「頑張れ」なんて口にしないでほしい。どこに行くか、何をするか決めるだけで神経をすり減らす日常の中で、来年からの食い扶持まで決めなきゃいけない限界さを分かってほしい、とまでは望まないけども。もうすでに頑張れないかもしれないじゃん。受け止められる「頑張れ」のキャパがもう限界なんだよ。もういいよ。いらない。

今日が冬休み最終日だけれども。休みきれてないよ。整理できないよ。これからしばらく休めないじゃん。なんだこれ、もう無理。まあ頑張ってみるけど。死にたくなる直前で頑張ってるよ、ってまじで死にたくなる前に宣言しとくね。大丈夫です。生きます。今のところ。今度書くときはもうちょっと楽しいこと書けますように。

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