【面接官をして気づいた事】オーストラリア留学後に現地で就職できなかった最大の理由3選 「実績・自信・ビザ」(まだ未完成)


写真 (過去の自分に教えてあげたい!!)

オーストラリアで留学、ワーホリ、駐在を経験した話はよく聞きますが、現地就職した話ってレアですよね。

なぜかって、めちゃくちゃ難しいんですよ。

僕はオーストラリアの大学を卒業して現地で就活をしましたが、惨敗に惨敗を重ねました。

100件近く応募して面接にたどり着けたのがわずか2件!面接はもちろんダメでした. . . 。

大学を卒業して早8年!現地企業で7年程務めた後、現在は個人事業主として自分のビジネスを開始しました。

今だからわかる、なぜ僕が就活に惨敗したのか??

現地企業で面接と書類選考を担当した今だから話せるその理由を公開します。


1.オーストラリアはキャリア採用

2.オーストラリア人の好みを知らなかった

3.スキル、ビザ、自信の欠如


1.オーストラリアでは新卒採用がない!

オーストラリアの求人や企業サイトには新卒採用のカテゴリーがありません。

国内最大大手のリクルートサイトSeek.comをみればわかると思いますが、

+最低1年の実務経歴が条件

+大学卒業後2年以上の経験者

などが募集条件に載っています。

Seek.com リンク

画像?

そう、9割がキャリア採用!

ということは、学生のうちにしっかりインターンを利用して実務経験を積む必要があります。

学校の先生や先輩、知り合いのコネを最大限に利用して、学生のうちに企業に潜り込まなければ、卒業してからの就職のハードルがめちゃくちゃ上がります。

僕は在学中にインターンを経験しましたが、数か月の有給インターンを2か所のみ。

海外の大学は課題が忙しく卒業が難しい事で有名ですが、まさにその通り。

僕は留学生ということもあり英語に苦戦しながら、必死に授業と課題に取り組みました。

その結果、奨学金を貰えるほどの成績を残しました!←唯一の自慢。

だけど、それを理由にインターンをおろそかにしてしまった僕は卒業した時点でたいしたスキルも持たず、自分を企業に売り込むことができなかった

面接では大学での成績など気にもされず、何のスキル、経験があるのか?

即戦力が求められました。

当時の僕は何も持っていなかった。


+卒業後スムーズに就職した現地の学生

僕がクソ真面目に授業や課題に取り組んでいたころ、現地の学生は講義を欠席したり、成績もいまいちの学生が多かった。

正直なところぼくは、勝ち誇っていました。

英語でハンディがある僕のほうが成績がいいなんて!と。

いっぽうで、ある程度の成績をキープして単位を落とさず卒業し、インターン先でそのまま就職のオファーを手にした現地学生。

ひたすら就活で浪費している僕はその事実を知りました。

本気で無知だった自分を悔やみました. . .。

頑張る目的と方向性がずれていた。当時からオーストラリアで就職して実績を積みたいと考えていた僕が注力する方向はインターンでした。


2.オーストラリアでは日本式が通用しない!

こんな僕でも書類選考をなんとか突破し、2回ほど面接の機会を得ました。

しかし、手ごたえが全くなかった。

その理由が日本の面接しか知らなかったから。

かっちりしたスーツを着て、礼儀正しく挨拶をして、ガチガチに緊張していました。

英語でありふれた挨拶をして、「僕を雇ってください!」と言わんばかりのオーラをギンギンに出しながら大学での卒論について語り、勉強頑張りました!を全面に押し出しました。

THE MAJIME を売り込み、ただのなんにも面白くないやつ。

今思えば、こんなやつ絶対雇いたくないですよね?

でも当時はそれしかアピールできるものが無かったんです。

それが正しいと本気で思いこんでいたんです。

だから伝えたい、オーストラリアで真面目君は企業にモテない。


+オーストラリアではどんな人が雇われるのか?


もちろん、技術や知識、常識などは大切ですがオーストラリア人は根本に「人生を楽しむ」という考えがあります。

それはもちろん仕事でも同じで、「楽しく仕事をしたい」と考えています。

この人と一緒に仕事をしたら楽しそう!と思わせる

それができれば、雇われる確率はいっきにあがります。


どうすればオーストラリア人に「楽しそう」と思われるのか?

まずオーストラリアの文化を理解すべき。

オーストラリア人は何が好きで、いつも何の話をしているのか?

僕が大学生の頃の友達の家に遊びに行くと必ずトピックに上がっていたのはフッティーでした。(メルボルンのラグビーのような球技。)

もし海外留学生が自分よりも日本のプロ野球の話に詳しかったらどう思います?こいつヤベーってなりますよね?しかも自分と同じチームのファンだったら?そっこーでライン交換して、飲みに誘いますよね?

イメージ的にはそんな感じです。

ただ興味がないものを無駄に勉強しろっていうわけではなく「郷に入れば郷に従え」という感じで、興味をもって相手の事を知るのが大事です。

ちなみに僕はオーストラリアに来てすぐ、日本人の友達と一緒にサーフィンを始めました。

オーストラリアといったらサーフィンだろ!ってことで。

留学先に海くらいしかエンタメがなかったのですが、おもいきってチャレンジしました。

波に飲み込まれ本気で何度か死にそうになりましたが、サーフィン仲間ができて周りの留学生より英語環境に身をおくことができました。

この時、自分の英語力が一番よく伸びてると実感しました。


+自信をアピール、謙遜はマイナス。

僕の経験上オーストラリアで面接を受けると希望給料額を聞かれます。

そこで謙遜して、働かせて頂けるなら最低賃金スタートで十分です。むしろそれ以下でもいいので働かせてください!

日本ではこれで受け入れられるかもしれませんが、

オーストラリアでこの謙遜は自分のスキルに自信が無いと思われます。


希望額が少ない=スキルに自信がない

と思われてしまいます。

当時の僕がそうでした。

スキルに自信がなかったわけではないですが、藁をもつかむ思いで、経験を積みたかった僕は、最低賃金でも無給でもいいから仕事を欲しかった。

これが完全に裏目にでていました。

自分には、こんなスキルがあって、こんな利益を会社にもたらすことができる。だから、このくらい払ってくださいという自信が必要だった。

今もし面接を受けるなら、本当に欲しい給料より3割増しくらいの希望額を伝えます。

もし会社側が本当に雇いたいと思った場合、給料の交渉をしてくるので、そこで最終的に折り合いをつければ大丈夫。

なので、提示給料額=自信の表れ

ここで謙遜してはいけません。


3.ビザがなかった。

留学生やワーホリビザには就労権があります。

でも、期限が短い。企業はこれを嫌う傾向にあります。

残念な事に、働けたとしても2、3年。

ようやく慣れて仕事が一人前にできるようになった頃にビザの条件で働けなくなる可能性がある人を企業は雇いたくないんです。

現地の大学を卒業して、卒業生ビザを取得していた僕は約2年程のビザをもっていました。

ビザ条件付き、スキル無し、英語力が劣る留学生を企業が雇う理由がないんです。

+ではどうすればいいのか?

留学生でも就職できた学生はいました。

何がぼくと違ったのか?

彼らは実績をもっていました、自国で職務歴があったんです。

自国で数年働いた後、さらなるスキルアップのためにオーストラリアで留学をしていた。

卒業した時点である程度の実務経験があり、留学の間もその経験を武器にインターンでさらなる実績を積んでいた。


日本から海外への留学、移住を考えている人は日本での経験は武器になります。

日本の技術は高いと認識されている分野は多々あります。

日本の鉄工所で勤務していたH氏は、オーストラリアでワーホリ中に工場で職を見つけました。日本での経験と高い技術が認められ、会社に残って欲しいというオファーを貰い、スポンサービザを取得。

日本の製造業や技術者経験者にはこういったケースが十分の考えられます。

オーストラリアでは学歴社会はすでに崩壊しています。大学を卒業していても経験と実績のない留学生より、キャリアと技術を持つワーホリの方に実はチャンスが転がっています。

問題はコミュニケーション力のみです、この人と仕事をしたら楽しそう、そう思わせたら、仕事はみつかります。

まとめ













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