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穏やかで緩やかでしなやか

三十路、無職、春。

小川の流れのようにサラサラと、桜の花びらを運ぶ風のようにそよそよと、穏やかに緩やかに日々を過ごしている。
精神面もそんな感じだ。

二十代の頃より、明らかに穏やかになった。以前は本当にしんどくて、自分が嫌いだし周りも嫌だし、もう死のうと思うことの方が多かった。

最近は、そんな時もあったな〜なんて思うことが増えた。
これが、丸くなった、てことなのかな。丸くなるには早いだろうか。
何にせよ、気持ちが穏やかなのは良い。

穏やかに過ごしているが、ふとした時に「自分がいても仕方ないのでは」という気持ちが湧いてくる。

こういうネガティブな気持ちには、フタをして見て見ぬふりをしてしまいたくなるが、あえて、わざわざ、その暗がりに踏み込んでみた。

そっちに行くとズルズル引きずり込まれて、戻ってこれなくなっちゃうんじゃないかと一瞬身構えた。
いくら穏やかでも普段ならそうなる。

でも不思議なことに、心は凪いだままだった。

これはどうしたことだろう。ちょっとびっくり。

この時、「まぁいても仕方ないけど、生きてるし」と謎の切り替えをしていた。
今生活して生きてっから、私がいてもいいかどうかとか別に関係ないもんね、みたいな。人が、というより、自分が自分のことを認めてくれた感じだろうか。

謎の安定感があって、暗い方にも引きずられなかった。気分の転換のしかたを掴んだような気がする。

なんとなく二十代が終わっちゃったなぁ、と思っていたが、ちょっとしなやかになれたんじゃないかな。

生理前のPMSには負けてしまいそうだけど、漢方飲んでしょーがないなーと思って過ごせばいい。

明日もそんな感じでいこう。



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