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転職活動をして感じた、悲しかったor嬉しかった人事の対応

うえて よしのです。
最近採用に携わるようになったこともあり、候補者の体験(CX)を考えることの重要性を痛感するようになりました。そこで忘れないように、自分が昔転職活動をして感じた、悲しかったことや嬉しかったことをまとめてみようと思います。
※1年半くらい前のことなので、うろ覚えかもですがご容赦ください…。

転職経験のない人事の方は、「こういうのは意外と嬉しいor悲しいのね〜」と見てもらえると嬉しいです。転職経験のある方には「わかる〜」と思ってもらえたら嬉しいなと思います。

そもそも:CXはとても重要

最近、「〜えっくす」という言葉が増えてきていますが、採用においても「CX(Candidate Experience)」が話題になっています。CXの詳細については、下記のような記事を読んでいただくととても詳しく書いてあるので、ここでの説明は省きます。

この候補者体験を高めるためには、実際の候補者にとってどういったことが悲しくて、どういったことが嬉しいのか、を知っておくことは役に立つはず。一例ですが、こういうのを知っておくことで、「あれ?これって候補者はどう思うのかな?」という視点をより持てるようになると良いなと思います。

悲しかった3つのこと

①スカウトをいただいたから面談に進んだのに、応募と言われる

これは最もあるあるなのではないでしょうか。

スカウトをいただく

ふむふむ、面白そうだから1回話してみたい!と思い面談

第一声で「今回はご応募ありがとうございます」

ふむ…となる

「ちなみに今回ご応募いただいた理由を教えてもらえますか?」

(スカウトをいただいて、面白そうだと思ったからで…)

もちろん、スカウトに返信するからには一定の事前準備をする責任はあるとも思っています。ただ、「スカウトに返信した理由」はあっても、「応募した理由」は聞かれてもないし、それを上から目線で聞かれると「ふむ…」となりますよね。

スカウト経由の面談で、志望動機を上から目線で聞くのは、ダメ、絶対。ということは今さらですが大事。

②結果が遅いorいつまでにいただけるか不明

転職活動をすると、だいたい複数企業の選考を同時並行で受けていくことになると思います。そうすると、対応のスピードはけっこう大事。

A社:
・結果の連絡がいつ頃かを聞いても、「わかり次第」としか教えてくれない
・しかも結局連絡が遅い
B社:
・他社の選考状況を聞いてくれて、「3日以内でお送りします!」と言ってくれる
・予定より遅れるときは「すみません!もう1日待ってください!」と連絡をくれる
・基本的に返信が早い

例えば上記2社を比較したら、圧倒的にB社のほうが印象が良いのではないかなと思います。片や分かり次第、しか言ってくれないし、片やいつまでに返事くれますか、と迫ってくるし、みたいなことが起こると、なかなかにつらいですよね。

③スカウト経由の面談でほぼ質問の時間

スカウト経由の面談の目的は、「自社に興味を持ってもらい、選考に進んでもらうこと」と「最低限の見極めをすること」かなと思っています。

面談開始

面談官の自己紹介(名前と部署だけ)

会社説明(5分)

質問ありますか?(20分強)

という構成の面談は、けっこうきつかったです。しかも話を広げる気がないのか、質問をしても一問一答…。

嬉しかった3つのこと

①スキルだけでなく、目指す方向性に目を向けてくれる

中途になると新卒よりも、「スキルマッチ」が見られるようになります。もちろん中途は基本的にやってほしい業務が明確で、その業務ができるのかどうか、が重要なのは言うまでもないです。

一方で、中途でも「自社の目指している方向性」と「候補者本人が目指したい方向性」が合致しているのか、つまり想いを持って働けるのか、もけっこう重要なのかなと思っています。

だからこそ、そこに目を向けてスキル以外もすり合わせをしようとしてくださるのはとても嬉しかったです。

②会いたいだけ社員さんに会わせてもらえる

これは候補者の好みにもよるとは思うのですが…。

他の社員さんにも会ってみたいです!とお伝えしたときに
A社:
メンバーは入社してからいつでも会えるから、次は役員と会ってみなよ!
B社:
一緒に働く人のことは知りたいよね、何人かアサインしますね!
と対応が分かれたりします。

一見A社も、普段会いにくい人に会わせてくれようとするので良さそうな気はします。ただ、個人的には両方会わせてほしいなと思ってしまうので、「現場社員に会わせると不都合があるのかな…」とうがった見方をしてしまいます。

「他の社員に会いたい」と言うからには、何か気になっていることがあるはず。それは何かを正しく聞いて、その結果が現場社員に会うことではなくても、希望に応えてもらえるとやっぱり嬉しいですね。

③リクルーターの方が内定を喜んでくれる

内定をいただいたとき、事務的な連絡をいただくことが多い中、とても喜んで連絡をくださった方がいました
メールでも喜んでくださっているのがわかるくらいなので、ここに載せたいくらいですが許可を取っていないので差し控えます。笑

採用担当になると、たくさんの方と連絡を取る必要があるので大変だとは思いますが、1回のメール、電話にもきちんと想いをのせることが大切だなぁと改めて感じました

最後に

「想像力を働かせること」はすごく大事です。
例えば書類選考で不合格のメールを送るにしても、年間で何千何万とご応募をいただく企業側からすると、何万分の1のメールですが、候補者の方はおそらく数社しか受けないので、3分の1とか5分の1のメールになります。

そしてその候補者は、巡り巡って自社サービスのユーザーになるかもしれないですし、ご友人を自社に紹介してくれるかもしれない。そう考えると、この1通のメールを忙しいからと雑にしてしまうことで、何が起こり得るのか。ここを想像しておくことはすごく大事

もちろん1通1通カスタマイズするのはとても大変ですが、テンプレにも想いを込めることはできるはず。「あれ?これって候補者はどう思うのかな?」という視点は、常に持っておけるようにしたいなと思いました。

Twitterもやっているので、よければ見てください!
https://twitter.com/yoshin0_u

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