ドラマ「君が心をくれたから」のメッセージ

主人公である雨ちゃんは、交通事故に遭い命は助からないと言われた太陽くんが助かることと引き換えに自身の五感を失うことを条件として奇跡を起こしました。
五感を失うことで何も見えない、感じない、聞こえない=生きている感覚が持てない。と普通は感じます。
そう感じるのが、これまでは普通だったかもしれません。
しかし、人は五感だけが全てではなく、誰にでも六感まで備わっていると言われています。
六感とは、勘・直感・そして霊感とも言われています。
そう、雨ちゃんは感じるもの全てを失うかと感じられますが六感まで失われるとは言われていません。
六感とは霊感だと書きましたが、すなわち人の心・精神とも言えます。
雨ちゃんは五感を奪われても心までは奪われない。
誰からにも何からにも奪うことは決してできない場所です。
誰かを愛し想いながら生きることは可能ということです。

スピリチュアルな話になりますが、これからは物質世界から精神世界へと時代が変わると言われています。
これまでは、物質世界と言われていて、物・お金・地位・名誉など目に見えるものに価値のある地の時代でした。
ですが、これからの精神世界と言われるものは、目には見えない心や精神にこそ価値があり、軽やかな風の時代に突入することで、これまでの物質世界で価値があると言われていたものは価値がなくなり、維持することはどんどん難しくなっていっていきます。
その背景として、近年ではミニマリストや断捨離という言葉が流行り、物への執着がなくなっている人が増えたり、これまで絶対的な地位や名誉を維持してきた存在達は問題が表沙汰になり、崩れ去っていっています。

「君が心をくれたから」というドラマを私なりに解釈しまとめると、これからやって来る、風の時代の精神世界は決して目に見えることがすべてではない。
むしろ、目には見えない心や精神にこそ価値があり重きを置くべきであるというメッセージがこのドラマの本当に伝えたいメッセージだと感じましした。
雨ちゃんは五感を失って身体は何も感じなくても、見えなくても、聞こえなくても、最後に残されている六感という心で何かを想い感じて生きることはできます。
きっとこのドラマは私達に新しい時代の生き方である「心で生きる大切さ」を教えてくれているのだと私は感じました。
目に見えるものは雨ちゃんが五感を失っていくように、失い崩れていき、目に見えない心だけが残りそれを大切にし生きていく。
そんな在り方、生き方が今地球には求められているのだと思います。





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