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株価レーティングの目標株価の乖離が大きければ大きいほど良いと思っていませんか?

おはよしまさ(/ω\)

突然ですが、皆さんの夢ってなんですか?
株で大儲けしたい、起業したい、配当だけで生活したい・・・など色々あると思います。
夢や目標を大きく持つのは大事です。しかし、それ以上に大切なのは、株で大儲けしたお金で何をするのか、起業して何をしたいのかというように、夢を叶えて何をしたいのか、何のために夢を叶えたいのかという目的が大事だと思うのです。

こうした目的が明確であれば、それに賛同する協力者が現れるかもしれません。
また、残念ながら夢が叶わなかったとしても、目的が変わらなければ、違う夢や目標で目的を果たすことができます。
皆さんは何のために夢を叶えたいのか、もう一度考えてみてはいかがでしょうか。


さて、私はアナリストレポートで、株価と目標株価の乖離率に着目しています。通常、「買い」や「強気」の株価レーティングが付与されている銘柄について、株価と目標株価の乖離は+10~20%程度が一般的です。しかし、ごくまれに乖離率が+40%だったり、大きいものになると+100%だったりすることもあります。アナリストだって予想を外したくないはずです。自身の評価に対するリスクを考慮すれば、目標株価を少しずつ引き上げていく方が無難です。にもかかわらず、最初からこれだけ乖離が大きい目標株価を設定するのは、自信の表れとも言っても過言ではないのです。
では、乖離率が大きければ大きいほど良いのでしょうか。そういうわけでもないようです。株式投資に絶対はないので、企業分析のプロであるアナリストの判断といえどもすべてを鵜呑みにするのは危険です。

私が分析した結果、乖離が大きすぎると逆効果であり、株高は短命に終わってしまう傾向が多く見られました。高値掴みになるのもこのパターンが多いようです。デイトレなどでうねりを取りたい方はそれでよいかもしれませんが、特に相場を見れないサラリーマン投資家の方にはリスクが高すぎます。ここだけの話、私が中長期的なパフォーマンスが良いと着目している乖離率は+30~+40%程度です。ただし、レポートの内容によっては、+50~+70%程度でも推奨するときがあります。

また+10%程度の小さな乖離の場合でも、証券会社各社が高頻度で小刻みに目標株価を引き上げているものは、長期的な上昇を描くことがあります。このような日中相場が見れないサラリーマン投資家でも簡単に実践できる株価レーティングの攻略法は私のnoteで発信していますので、ぜひ「大野芳政  note」で検索してみてください。

今週、目立ったレーティングで観測されているのは下記の通りです。

〇東海東京調査センター
クレディセゾン<8253> Neutral(中立)→OUTPERFORM(強気) 目標株価1,720円→2,500円
三和油化工業<4125> 新規OUTPERFORM(強気) 目標株価5,300円

〇岩井コスモ証券
ハピネット<7552> B+→A 目標株価2,100円→2,500円
東映<9605> 新規A 目標株価21,100円


そんな中、今後1~2週間程度で面白そうだと、私が気になった銘柄はミマキエンジニアリング<6638>です。
いちよし証券が6月27日付けで投資判断「A」を据え置き、フェアバリューを1,200円→1,600円に引き上げたことが伝わっています。

レポートでは、2022年以降にリリースした新製品寄与が一層本格化するなか、ラインアップの拡充という独自要因と、デジタル化進展という市場要因が重なれば、中期成長性は想定以上に高まる可能性もあるとしています。
同証券では、24年3月期の経常利益は前期比+18.8%の45億円と会社計画の38.6億円を大きく上回ると予想。続く25年3月期も同+31.1%の59億円と2ケタ増益が続くとしています。

株価はこのところ上昇モメンタムを強め、高値圏で過熱感がある水準です。しかし、同証券の目標株価に対する乖離は+70%程度と上値余地があります。前述のように乖離率が大きすぎると短期的には不安定な動きになりがちですが、レポートの内容がしっかりしていることから押し目を拾ってみても面白いのではないかと私は注目しています。


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