コスプレでの鬼滅の刃ヒット要因

鬼滅の刃がヒットを飛ばし続けている。
漫画単行本は2500万部を超え、アニメは映画化決定、更に舞台化と快進撃はとどまるところを知らない。
コスプレにおいても鬼滅の刃は大ヒットしている。
2019年12月28日から31日まで開催のコミックマーケット97(C97)では鬼滅の刃キャラクターのコスプレイヤーが前回(C96、2019年8月9日~12日)に比べても激増した。

鬼滅の刃コスプレイヤーが増えた理由は以下の理由が考えられる。

☆他作品との差別化がしやすい
鬼滅の刃の舞台は大正時代初期であり、登場人物の衣装は和装、洋装、及び和洋折衷装である(回想シーンなどでは平安や戦国などさらに昔の時代もあるがその時代に合わせた衣装である)。
この時代の作品としては古くははいからさんが通るや最近ではゴールデンカムイなどが挙げられるが、これらの作品ともまた異なるデザインが多い。
例えば主人公竈門炭治郎は所属組織である鬼殺隊の隊服である詰襟にゲートルと草履、花札を思わせる絵柄の耳飾り、緑と黒の市松模様の羽織と日本刀である。
他にも嘴平伊之助はイノシシの頭部をかぶり、上半身裸で下半身ズボンなど、他作品とはっきりと違う姿をしたキャラクターが多い。

☆大半の人がどれかのキャラクターを演じられる
登場キャラクターは老若男女おり、身長も高低いて、コスプレイヤーにとってはどれかに当てはまる。

☆コスプレのハードルが低い
すでに既成のコスプレ衣装が販売されている。それも4000円程度から存在していて、始めたいと思ったら気軽にスタートできる。
上記のように詰襟や羽織など比較的着やすい衣装であり、また露出度が低いキャラクターも多く、コスプレのハードルが低い。

☆コスプレデビューする機会が多い。
アニメ放送終了翌月である10月にはハロウィンがあり、コスプレする機会が多かった。その後には上記のコミックマーケットが開催されるなど、コスプレする機会がマンガ・アニメのブーム勃発直後に多かったのが寄与した。

以上のように鬼滅の刃コスプレには追い風が吹いている。
来年の舞台や映画でさらに鬼滅の刃コスプレイヤーが増えるのではないか。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?