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「幸薄顔」と呼ばれた私を変えた一冊

これを読んでいるあなたが、私に対してどんな印象をお持ちかはわからないですが、20代前半までは「幸薄そう」と言われることも多かった私。実際、鏡を見るたび自分でも幸薄顔だなと思っていました。

すれ違うヤツは全員敵。

運が悪い・ツイてない・自分ばかり貧乏くじを引かされると感じていました。

味方なんていない気がしてとっても生きにくかった。

いつもイライラしていた。

今となっては過去の感情をあまり思い出せないけれど、とにかく毎日辛かった。それは若さのせいかもしれません。

そんな鬱々とした人生を変える転機となった本を紹介します。

* * *

10年以上前にテレビであーだこーだ喋る道端ジェシカさんを見ました。(内容はすっかり忘却の彼方)。私と同い年の彼女が当時、本を出版したとのこと。

「同い年の人ってどんなことを考えてるんだろう」

ということで購入。それがこちら。

引き寄せの法則やスピリチュアルに関する内容も多い、というか大半それがベースなので好みは分かれそう。当時の私は抵抗なく受け入れられたし、後にザ・シークレットやその系統の本を読むきっかけとなりました。

以下、一部引用。

「たとえ悲劇だと思うようなことが起きても、人生というのは最終的にはすべてがいい方向に向かうようにできている」という私の信念が裏づけられたように思いました。
何があっても、それはベストなゴールに着くまでの途中経過にすぎないのです。渦中にいる当事者はなかなかそうは思えないものですが、本当にそうだし、そう信じていない限り、ベストなゴールへは行けません。

道端ジェシカ(2010)幸せのある場所 P.200

運がいい人、悪い人なんていません。基本的には全員、運がいいのです。大事なのは、自分が運がいいことに気づいているかどうか。そして、運がよくなるために努力をしているかどうかです。

道端ジェシカ(2010)幸せのある場所 P.200

この本を読んで以来、「幸薄そう」「幸薄顔だね」なんて一度も言われたことはありません。あんなによく言われていたのに(笑)。失礼な話である。あの頃私に「幸薄そう」っておっしゃったみなさんにお会いしたいわよ!反対に、笑顔を褒められたり、「雰囲気が明るくなる」「いつも楽しそう」と言われることが増えました。

そして運がよくなりました。正確には自分は運がよく、かなりツイている・強運だと気づきました。本を読んだ後に「ラッキー」と感じることが増えただけでなく、読む前・過去の出来事も書き換えられたみたい。記憶の大半が“ツイてる私”となりました。まるでオセロの駒が大量にひっくり返ったかのように。過去って変えられるんです。変えられないのは未来。未来はまだ存在しないもの。変える変えない以前の問題で、自由に創造するものだから。

すれ違うヤツは全員敵だと思っていた私が「基本的にみんな自分の味方」「誰とでもどこでも、だいたい上手くやれる」という前提、言葉を選ばずに言えば“思い込み”を持つようになりました。(誰とでも仲良くすることは必ずしも良いことだとは思わないし、そもそも良い悪いの判断なんて無意味なんだけど。)

本を読んだ前と後では私の人生がガラッと変わったんです。もちろん落ち込むことや「なんじゃこりゃ」みたいなことも起こります。人間だもの。けれど結局どうにかなる。それどころか、自分が思い描くよりもずっといい未来がやってくるようになりました。

定期的に断捨離をしてモノを減らしてきたし、今は本の購入はほぼkindle。ご紹介している本を読み返すことはほとんどないですが、しばらくはずっと持っていると思います。持ち歩かないけれど、お守りのような存在。

「この本を読めば、今の状況が一変して幸せになれますよ」ということありません。ただ「今の現実に満足していない」「自分を変えたい」「気分が晴れない」という人の何かのきっかけになればと思ってご紹介しました。

その時の状況によってガツンとくるものは違います。本だったり、映画だったり、広告だったり、音楽だったり、誰かの何気ない一言だったり, etc…。ひょっとしたら、目の前に現れる現実すべてが何かしらのメッセージなのかもしれません。私の思考を変え、それによって人生を変える大きなきっかけとなったのはこの本ですが、本以外にもいろいろなものに影響を受けながら今の自分が仕上がっています。そしてこれからも、あらゆるものに影響を受けて自分が磨かれていくのだと思うとワクワクします。

みなさんも、人生を変えるきっかけになったモノがあればぜひシェアしてくれるとうれしいです。

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