見出し画像

やっぱり、みんな何かしら悩んで生きている。それが人生 〜『独立記念日』を読んで 〜


最近は小説にハマっている。今年に入ってたぶん10冊ぐらいは読んだかもしれない。覚えてないのもったいないなーって思ったので、読んだ本リストを作っていこう!

今月は友人に貸してもらった本からスタート!

原田マハさんの『独立記念日』

前職で感じていたことを改めて思い出させてくれた。前職はウェディングプランナーだったが、ヒアリングという項目があった。

ただ当たり障りのない質問をするのではなく、その人の人生を生まれてから今にいたるまで、全てを聞かせてもらう。その時間はとても濃厚で涙することも多々あった。

終えてから、毎度思っていたのは、「人の人生はなんて素晴らしいんだろう。美しいんだろう。誰一人として同じ人生を歩んでいる人はいないんだな。」と。

100万人いれば100万通りのストーリーがある。今日信号ですれ違った人。今日電車で隣に座った人。今日乗ったタクシーの運転手さん。

みんながみんなそれぞれ、自分のストーリーを生きている。

同じことをこの小説を読んで感じました。

平凡な人生なんてどこにもなくて、毎日を精一杯がむしゃらに生きている。そこには笑いあり、涙もあり、いろんなことがある。

ひと踏ん張りして、新しい人生に進もうとする人がいる、大きい小さいは関係なく、日々みんながそうやって頑張っているんだと教えてくれ、明日からの人生の見方が少し変わったり、肩の力が抜ける。そんな感覚です。

私は、ちょっと疲れたとき、誰かの愚痴を聞きたくなったとき、誰かの人生を垣間見たいなあと思ったとき、明るい気持ちになりたいとき。

この小説をもう一度読みたいと思いました。
幸せな気持ちを想い出させてくれて、ありがとう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?