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【HSP】繊細さんとSNS

SNSが普及したことによって、
自分と同じような趣味や悩みを持っている人と
簡単につながることができるようになりました。

たとえばHSPさん同士が
悩み事を共有するといったことも
可能な世の中になっています。

情報も手軽に得ることができるようになり、
そういった意味では楽になった部分もあるでしょう。

ただし、HSPさんはSNSとの関係を
工夫したほうがいいなと思うことがあります。

〇たった一言を思い返しては引きずり落ち込む
〇否定的な言葉をみると、これ自分の事かなと思う
〇情報量が多くなってくるとシャットダウンしがち

少し思いめぐらせただけでも、
HSPさんが日頃感じている問題がいくつか
思いついてしまいます。

ほかにも、
多くの情報を受け取ってしまうHSPさん。
SNSは疲労のもとになりやすいです。
情報の海の中で、
視神経も脳も心もくたびれてしまいます。

意識的なデジタルデトックス、
あるいは情報デトックスが必要かもしれません。

SNSを使い続けると疲れてきます。
疲れた状態が続くと
ネガティブなことが目に入りやすくなり、
傷つく体験も増えてしまうでしょう。

ダラダラとSNSを見続けることは
やめた方がいいのかもしれません。

一説によると人はネガティブ情報に対して
ポジティブ情報の3倍注目する
のだそうです。

なんとなくタイムラインを眺めている時、
無意識にネガティブ情報に注目してしまう

ということが起こります。

自分がSNSでやられているなと思ったら、
見る時間を決めたり
発信中心で使用する
などの
使い方の工夫をおすすめします。

※インスタをグレースケールにすると
きらきら感がかなり減るので、
見る頻度が減る、と書いている人がいました。

また、HSPさんの特徴として、
『自他の境界線が薄いことによって
他人の考えや気持ちが流れ込んできて
心の中がいっぱいになる』
ことがあります。

共感性、エンパシーが高いんですね。
この特徴がSNS上で繊細さんを苦しめる
一つの要因になっています。

私もこれはあるあるなんですけれど、
誰に対してかわからない否定的な言葉を
自分のことだと思ってしまいがち
です。

SNS上でしか知らない人の言葉でも
一つひとつのことを真に受けてしまうのです。

加えて、自己肯定感があまり高くない場合、
あらゆる方向に対して「自分のせいかも」
思い込んでしまうこともあります。

ちょっとでも否定的な言葉、
軽く注意するような言葉でも、
自分のこととして深く傷ついてしまうのです。

HSPさんは相手が10くらいのつもりで注意しても、
50や100くらいのこととして受け止め、
必要以上に落ち込むことがあります。

そもそも、SNSというツールは
キラキラした部分か、
ネガティブな部分を出す人が多い
らしいです。

どちらかの極に偏りやすい。
だから、相手の言うことを
いちいち真に受けることはないのですが。

健全なかかわり方の例としては、
相手の意見が自分と違っても、
自分の考え方や感じ方が否定されたと思わない。

「そういう考え方もあるよね」
というふうに受け止めます。

私は私であってそれでよい、
あなたはあなたであってそれでよい

という視点を持つことを心がけたいですね。

SNSでは「自分と似た感覚の人」を
探そうとしてしまうかもしれないけれど、
この同質性の追求はほどほどに

「フォロワーに対して類似性を見出す人ほど、
なにかちょっとした意見の違いが起こった時
不寛容になってしまう」

というデータがあるそうです。

HSPさんであれば、
自分と似ていると思っていたのに
違いを突き付けられて傷つくかもしれません。

私は私、ひとはひと。

SNSはある意味、繊細さんにとって
自他の境界線を引くレッスンかもしれません。

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