メンタルを守るために心のエネルギーを枯らさない
メンタルの不調が起こるきっかけに、「やりたくないことを頑張ってやり続けてしまうこと」があります。
やりたくないことをやり続けるってすごくエネルギーを使います。
気付いた時にはエネルギー切れになっていて、うつ病を発症してしまうなんてこともあるほどです。
やりたくないならやらなきゃいいじゃない!と思うかもしれませんが、案外自分では「やりたくないこと」そのものに気付けないことってよくあります。
理想的な自分になるために仕方がないことだと思っていたり、常識的にやらなきゃいけないと思っていたり、誰かの期待に応えるために頑張るのが普通だと思っていたりすると、やりたくないことに対する感度がものすごく低くなります。
さらにやりたくなくても必死でなんとかして終わらせた時に達成感を感じたり、予想外に誰かに褒められたりすると、どんどんやりたくないことに対する感度は低くなってしまうものです。
心のエネルギー切れを起こさないためには、この「やりたくないことに対する感度」は上げておく必要があります。
そのために大切なのは、物事に取り掛かる前や進行途中に感じる「なんか…」と思うポジティブではない感情を疎かにしないことだと思ってます。
「なんかモヤっとする」
「なんか息苦しい」
「なんか気が重い」
「なんかやる気がしない」
こんな具体的にはちゃんと説明できないけれど、明らかにポジティブではない感情には自分の本音が隠れている可能性が高いです。
そして自分に対して「本当はやりたくないんじゃない?」と問いかけてみてください。
本当はやりたくないことに出会ったら、やめてみてもいいことだと思います。
おすすめは誰かから「それくらい我慢してやればいいのに…」と言われそうな些細なやりたくないことからやめていくことです。
心のエネルギーが切れそうな時は、大きなやりたくないことが一つだけドーンとあるわけじゃなくて、小さいやりたくないことがつもりに積もっている場合が多いです。
やりたくないことでもやっているのは、それなりの理由があると思います。でも心のエネルギーを保つことを優先した方がいいことって、人生では想像以上に多くあります。
最初はやめることに怖さを感じるかもしれませんが、案外やりたくないことをやめてみても怖いことって起きないものです。
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