見出し画像

不安の正体を知って、不安を小さくしていく方法

不安を小さくするために必要なことは、不安に感じるモノを片っ端から排除することでも、自分の心を鈍感にすればいいわけでもありません。

必要なのは、「不安なことが起きたときに対処すればいい!」という潔さです。

未来に起こるかもしれない不安なことに対して完全に対処なんてできません。未来を完璧に見通せる能力がない限りは、どうしたって無理です。

どこかでこれ以上自分にできることはないんだと切り替えていく必要があります。切り替えに必要なのは、潔さです。

潔く判断するなんて自分の柄じゃないと思っていても、勇気を出して「不安なことが起きた時に対処すればいい!」と断言しちゃってください。

病気になったらどうしようと不安だったら、いま出来る範囲の予防策を取って(検診とか)、実際に病気になった時に何かしらの対応をすればいいんです。

災害にあったらどうしようと不安だったら、防災対策をできる範囲でしながら、実際に災害が起こった時に悩んだらいいんです。

そもそも不安でいっぱいになりやすい人は、すでに対応策も知識もばっちり入っている人が多いです。無意識に不安を解消できるように行動をしているものなんですよね。

そんな人は楽観的に未来を待っとくくらいが丁度いいんです。


潔く切り替えたとしてもまだ不安を感じている場合は、別の不安が関係しているかもしれません。

別の不安とは、「一人でどうにかしなきゃ!」と思っていることで起きる不安です。

一人でどうにかしなきゃいけないと思っていると、無意識に不安を感じるようになります。

「これで本当に大丈夫かな?」「どこかに抜けがないかな?」と細部まで注意を払うためには、不安がないとできないんですよね。

つまり本当の不安の正体とは、不安に感じる未来の出来事に対してではなく、一人でどうにか対処するために必要になった感情なんです。

小さい頃から自立してきた人や、一人で頑張ってきた人は、一人で対応するために不安をどんどん大きくして様々なことに対処していこうとする傾向があります。

だから一人でどうにかしようとすることを辞めていきましょう。

誰かと一緒に対処すればいいことが納得できるようになれば、自然と不安は小さくなっていくはずです。

「一人でどうにかしなくていいよ」

この言葉をぜひ自分自身にやさしく声、抵抗感が亡くなるまで声をかけてあげてみてください。

また普段からちょっとしたことでも、誰かと一緒に対応していくことを意識してみることも大事です。

家族と買い物に行った時に、どっちを買おうか迷ったら「どっちがいいと思う?」と聞いてみるくらい、ちょっとしたことでいいんです。

持っている荷物が重たいなと思ったら、子どもでも「ちょっと持ってくれない?」とお願いしてみるのもいいと思います。

ちょっとずつ些細なことをお願いして、ちょっとずつ相談に乗ってもらうことで、一人で全部対応しようとしなくていいことを体感として理解していけるはずです。

ずっと一人で頑張ってきた人にとっては最初は勇気がいると思いまずが、ぜひちょっとずつ周りの人に頼ってみてくださいね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?