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未来への不安から自由になるためのカウンセリング的思考

未来への不安から自由になるためには、不安がゼロなればいいわけではありません。

もし不安がゼロになったら、もしもの出来事に備えて行動が起こせないので安全に過ごしていくことが難しくなってしまいます。

不安は弱い人間が生き延びるために必要な感情です。ゼロにするのではなく、自分の意思で不安を感じる量を調整していくことが大切です。

今回は心理カウンセリングの考え方を使って、日々の生活の中で不安に感じる量を調整していく方法をお伝えします。



不安を悪者にしない

冒頭でも書かせていただきましたが、不安は悪い感情ではありません。安全な日常を過ごしていくためには、必要不可欠な感情です。

だから不安を感じた時に「こんなに不安になるのはおかしい」と否定しなくていいんです。

そして、不安の感じ方は本当に人それぞれです。

他の人と比べて不安を感じやすいなと思った時には、「私は多くのことに注意を向けられる長所を持っているんだ」という思考に代えてみてください。

不安になりやすい方は、会社であればリスク管理を担う部署で活躍できるはずです。家庭では家族の安全に対して細かい所まで気を配れる、なくてはならない存在になれます。

不安に感じて調べたことを、SNSを通してアウトプットするのもおすすめです。

例えば「病気で仕事ができなくなったらどうしよう」と不安になったら、徹底的に調べてまとめてアウトプットしたことは、誰かの安全に繋がっていきます。


不安を全部聞いてもらう

不安に思っていることを全部話すことで、客観的に物事を捉えることができます。

20年前であれば「女性は結婚しないと幸せになれない」なんて言われていました。根拠がない言葉であっても、周りから言われ続けると信じてしまうのが人間です。

そんな時に「ちゃんと結婚できるか不安!」という気持ちを言葉にして全部吐き出してみてください。きっと最終的には「…結婚しないと幸せになれないわけないじゃん」と妙に冷静になれます。

紙に書くことも効果的ですが、おすすめは誰かに聞いてもらうことです。

目の前の人に分かってもらうために頭で整理しながら言葉にするので、冷静になれると同時に、自然と解決策も見えてきます。

話しを聞いてもらう時のポイントとしては、否定も肯定もせずただ聞いてもらうことです。

友人や家族に話を聞いてもらう時に「アドバイスも共感もいらないから、ただ話を聞いてくれない?」とお願いしてみてください。

もちろん心理カウンセラーなどの話を聞くプロに頼るのもいいと思います。


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