イライラの対処法よりも大事なことはイライラする自分を否定しないこと
イライラすることが問題視されてきたのは、つい最近のように感じます。
私が子どもの頃は、大人も嫌なことがあれば場所を選ばずにイライラしていたし、子どもも反抗期という名前に守られながら納得できないことがあればイライラしていました。
反抗期のない子どもの方が、問題視されていたほどです。
いつからか、イライラすることは悪で、どうにかしてコントロールできない人は人間性も否定されるような時代になってきました。
理不尽な他人のイライラに我慢しなくてよくなったのは嬉しいです。学校や街中や会社などで感情的に怒っている大人が確実に減ったので安心感はあります。
でもその代わりに、自分がイライラした時にどうにかして対処した方がいい時代にもなりました。
イライラしないようにストレスを溜めないようにしたり、一人で頑張り過ぎないようにしたり、他人に対して「ずるい」と思うことを自分もやってもみたりと、色々なイライラに対する対処法は存在します。
でも一番大切なのは、イライラする自分を否定しないということです。
嫌な気持ちになったこと、悲しい気持ちになったことを否定せずに「あれはイライラしちゃうよね。しょうがないよ~」と自分で労ってみることでもあります。
「あんなことでイライラしちゃダメじゃん!」って自分に対して厳しくしなくていいんです。
世の中的に感情をコントロールするテクニックが必要になってきてはいますが、だからと言って感情が揺れる自分を否定する必要はありません。
人間だもん。イライラすることはあります。
子育てでも、仕事でも、家族のことでも、イライラするってことは感情が揺れるほど真摯に向き合っているということです。
そもそも、どうでもいいことに感情は揺れないですしね。
つい表に出た感情だけに目が向いてしまいますが、その感情になった理由がちゃんとあります。
イライラした理由に目を向けて「イライラしてもいいよ~しょうがないよ~よくやってるよ」と全面的に自分自身の味方になってください。
他の誰よりも自分に優しくしていいんです。
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