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モンゴル、久しぶりの雨

久々のしとしと雨模様のウランバートル。

モンゴルはあんまり雨が降りません。
1年のうち、約4分の3は冬。その季節に、
天から降ってくるものは雪かあられです。

だから、濡れない。
カサは不要。

なので、こうやって久しぶりに雨が降ると、
カサをさすという行為が新鮮です。

家に帰ってきたとき、びしょびしょに濡れた
カサ、あれ、どこに置けばいいかなと迷う。

段差のある玄関というものがない
モンゴルのマンション。

靴を脱ぐ入り口付近は、土足と家の中の
グレーゾーン。フローリングがそのまま
リビングへと続いていく。

水のしたたるカサの置く場所がないぞ。

なんか慣れずにモタモタして、何年も乗って
なかった自転車のペダルを久しぶりにこぎ、
ちょっとヨロヨロするみたいな感覚です。

でも、行き交うモンゴル人、
ほとんどの人はカサをさしてません。

オフィス街で、小綺麗な格好をしているのに
そんなん濡れちゃって、午後のお仕事に
差し支えないのかな。

この5月の時期の雨は、家畜の牧草が育つのに
とてもよい恵みの雨だそうです。

昨年はこの時期、カラカラで、山々は
長いこと茶色のままだったな。

今年の夏は、緑の鮮やかさが
さらにまぶしく際立ちそうです。

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