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シルバニアファミリーの世界

内陸国のモンゴルから島国のイギリスへ
引っ越してきて2週間。

前回の記事「今度は海だ!」でも書いたけれど
この度、徒歩数分で海へ行ける家で
新しい生活が始まりました。

内陸国と島国。
モンゴルを発ち、イギリスに着いた飛行機の
旅で、まずその違いを感じたんですね。

ガトウィック空港から自宅までの車中。
車窓に広がるなだらかな丘陵。森林。

その時に「あら、ちっちゃいな」と
思ったのですよ。

丘陵や森林の背後、そこにずっと続く景色が
ない。ブチッと切れていて空が見えるるだけ。

以前の私はね、これに違和感を感じなかったの
ですよ。だって生まれたときから島国の日本で
その景色を見慣れていたんだもん。

でも、モンゴルで過ごした5年間。
モンゴルを離れる最後の最後まで見た
大草原とうねるような山脈。

延々と続いていました。
国境を越え南は中国へ、北はロシアへと。

広大な国土を持つ国に生まれた人たちは
自分の中にあるスペース感が違うな。
私は今までの経験からそう感じます。

人間としての体のサイズは同じだけれど
個々の家の大きさや都市間の距離の感覚など

彼らはスケールがデカいんです。

彼らの頭の中での尺度は、私たち
島国の人間とは違う。なかなか興味深い。

そんなデカさをしっかり体感した後は
日本やイギリスといった島国は
とてもコンパクトにうつります。

娘が「シルバニアファミリーの世界に
入り込んだような感じがする!」って。
まさにその通り。

でも宇宙から見たら、私たちの生活は
内陸国、島国だろうと関係なく、ぜんぶ
ひっくるめてシルバニアファミリーの世界!

そうなんだ。
争ってる場合なんかじゃないぞ、人間。

写真)近所の教会。荘厳で静寂に包まれていました。


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