今は見えないけれど。。。
家の近くにある大木。
幹は、抱きついても、自分の腕がまわらない
ほど太く、そこから四方八方に伸びた枝も
力強い。
見上げると、大きな傘のように広がった枝々は
先の先まで、濃い緑の葉っぱをつけていて、
それらをサワサワと風になびかせています。
一枚の葉っぱ。
一本の枝。
それだけに目を向けると、まさか、
この木ぜんたいが
こんなに大きいとは思わない。
この木を、自分の人生に例えたとしたら、
今、私はどこにいるのかな。
今、ぜんぶは見えない。
でも、今、目の前に置かれたこと、
そのひとつひとつが、大きな全体像の
たいせつな一部分をになっていることは確か。
だから、忠実に真摯に向き合おうよ。
この木が、無言だけれど、
無言ではないメッセージで
静かに私に教えてくれました。
私たちの人生の全体像は、とても大きい。
だから、今は見えなくて当然です。
でも、やってくることひとつひとつが
自分へ与えられた賜りもの。
一緒に、丁寧に、生きていきましょう。