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「楊柳」にて〜同行二人
「楊柳」と「同行二人」
一部の節回しを除いて同じ旋律
「楊柳」の編曲を終えて すぐに「同行二人」の編曲を始めた。
「楊柳」を編曲している時に思ったことがあった。
背景となる響きに陽旋を選ぶか 陰旋を選ぶかによって 同じ旋律でも違う曲のようになるのではないか
それを忘れないうちに取り掛かりたかった。
あなうれし
行くも帰るも
とどまるも
我は大師と
二人連れなり
「楊柳」より「同行二人」
「聖誕〜春薫る風のうた」
初めて聴かせていただいたのは2017年10月12日の舞台で演奏された三部合唱。
中野龍定さんが作曲された愛らしい旋律。
たいへんお世話になっているお坊さまが 我が子の誕生を祝って 心をこめて編曲された三部合唱を拝聴した。
大陸風のからりとかわいた風を感じ 鮮やかなコーラルピンクが想起された。
その時 心明るくなるこの作品を いつか弾いてみたいと思った。
2月には決まってピンクのイメージの作品に触
「めぐみの光かがやきて〜中国地方の子守唄とともに」
忙しいさなか 漠然と頭の隅において日々を過ごした。
そんなある日 御詠歌の曲集を何とは無しに眺めていて 「めぐみの光かがやきて」という曲で手を止めた。
ひらがなの真ん中に「光」という文字だけが漢字。そのため「光」という文字が本当に輝いているように見える。
あな貴しや 有り難や
大慈大悲の み仏は
法の浄土を いでまして
塵の浮世を 照らします
いとも妙なる み仏の
やさしの慈心 法の掌に
智
「散華〜里に降る雪」
「散華」という御詠歌作品に出会ったのは このメモからちょうど1年前の2016年のお正月だった。村上全神さんが作られた心の内奥に響く旋律と 山本芳遵さんの色彩にいろどられた情景が浮かぶ歌詞。
雨風あられ いといなく
たえ忍びたる かいありて
白赤黄と とりどりに
咲き乱れたる わが園の
清き花びら つみとりて
花籠にもりて み仏に
いざ散華せん もろ共に
御親たたえて 供養せん
その2016年