ブラック企業を見分ける4つの方法
世の中からブラック企業はなくなってしまえ!!!!
ブラック企業で働いた経験がある多くの人はこう思っているでしょう。なくなってしまえば睡眠時間やメンタルを削って働くことや、そもそもブラック企業へ入社することもないのですから。転職しやすい時代になりつつあるとはいえ、ブラック企業から抜け出すのは労力を使うため簡単なことではありません。そもそも転職活動するための大前提である健康であることが保証できないからです。
そこで本記事では、入社前にブラック企業の見分け方法について、3つのポイントを解説し、できる限り不幸になる人を減らせればと思います。
1.求人票や採用情報、OpenWorkをチェック
ブラック企業の見分け方として、まずチェックしたいのは求人票や採用情報です。当たり前のことではありますが、絶対に確認してください。確認しすぎるということはありません。具体的には、以下の点に注意しましょう。
給与や待遇が相場よりも明らかに良い、または悪い
給与や待遇が相場よりも明らかに良い場合、残業代未払いや過酷なノルマなど、何かしらの問題が隠れている可能性があります。月給50万と記載されていても、内訳の中に成果給が含まれているかもしれません。また、給与や待遇が相場よりも明らかに悪い場合は問題外です。労働者に適正給与を払うつもりがない会社の可能性が非常に高いです。
残業や休日出勤の有無や割増賃金の支給状況
残業や休日出勤の有無や割増賃金の支給状況も、ブラック企業の見分け方のポイントです。残業や休日出勤が多く、割増賃金が支給されない・振替休日がもらえない場合は、労働者に過剰な負担を強いている可能性があります。仮に求人票に記載されていないならば、転職エージェント経由で必ず確認してください。
2.口コミや評判をチェック
求人票や採用情報だけでは、ブラック企業かどうかを判断するのは難しい場合もあります。企業側が求人に事実を記載しないことかもしれません。そこで、口コミや評判をチェックするのも有効です。
OpenWorkでその企業に関する口コミや評判を検索してみましょう。労働環境や待遇に関するネガティブな口コミや評判が多い場合は、ブラック企業の可能性が高いです。ただし、OpenWorkに記載されている情報は必ずしも正しいことが記載されていない可能性もあるので鵜呑みにしないでください。上司や同僚とうまくやれず、また、実績を残せていない人が悪口を書いているだけの可能性があります。
3.企業の売上や営業利益をチェックします
ブラック企業は、労働者に過剰な負担を強いて人件費を削って利益を上げている可能性が高いです。そのため、企業の売上や利益をチェックしておくことも、ブラック企業の見分け方として有効です。
Web上で有価証券報告書にアクセスするか、会社四季報を入手し、以下の点に注意しましょう。
売上や営業利益が急激に伸びている
売上や営業利益が急激に伸びている場合、労働者に過剰な負担を強いている可能性があります。もちろん、企業が競争優位性のある素晴らしいプロダクトやサービスを展開していて成長している可能性もあります。この場合は、企業が展開しているプロダクトが競合と比べてどの程度優れているかも考慮すべきでしょう。
売上や営業利益に比べて従業員数が少ない
売上や営業利益に比べて従業員数が少ない場合、労働者に過剰な負担を強いて利益を上げている可能性があります。しかし、この場合も人員をかけずに売れる素晴らしいプロダクト・サービスを展開している場合は該当しません。数値だけで判断はせず、企業の事情も考慮してください。
競合他社と比べて営業利益率が低い
少し時間がかかる方法ではあります。他の項目と比べて根拠が薄いかもしれませんが、営業利益率を比較することでブラック企業かどうかを判断することができます。例えば、
A業界のB社に応募しようか考えている
A業界の平均的な営業利益率が20%である
B社の営業利益は5%しかない
このようなケースでは、B社は市場に対して優位性のあるプロダクトやサービスを展開できていないと考えられます。ただし、現在新しいサービスを開発している可能性もあるし、新しいサービスを売り始めているが結果が出るまでもう少し時間がかかる可能性もあります。この点だけでブラック企業かどうかの判断は控えましょう。
4.転職エージェント経由で質問
求人票や採用情報、口コミや評判、企業の数値をチェックした上で、それでも不安な場合は、転職エージェント経由で企業に質問してみるのも一つの方法です。ブラック企業かどうかを判断する場合は、以下の通り残業・給与・福利厚生等について質問することになります。面接でこれらを質問すると面接官からの評価が下がる可能性が非常に高いので、直接質問せずに転職エージェント経由で質問してください。なお質問は必ずメールでしてください。口頭でテキトーなことを回答される可能性もありうるからです。
具体的には、以下の点について転職エージェントに確認してもらいましょう。
残業や休日出勤の有無や割増賃金の支給状況
福利厚生や教育制度の充実度
労働者の定着率や離職率
社員の働き方や雰囲気
これらの回答から、労働環境や待遇に関する実態を把握することができるでしょう。
まとめ
ブラック企業で働くことは多くの人にとって辛いことだと思います。就職や転職を検討する際には、上記のポイントを参考に、ブラック企業を避けるようにしましょう。
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