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株式投資

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2022年1月の記事一覧

「株は結局地合い」なのを前提として、投資の勉強をしたい人にお薦めの本

「株は結局地合い」なのを前提として、投資の勉強をしたい人にお薦めの本

※半年ほど前に別の場所で書いた記事に冒頭部分と「相場環境が悪い時によくべき本」を加筆したものです。

基本的に個人投資家は、ニュースやいろんな統計を見ながらトレードをしています。そして経験を積めば積むほど「投資は結局地合いである」という結論にたどり着きます。

天才を除く凡人には、勝ち続けられる投資パターンは4つしかない
投資ブームの時に雨後のタケノコのように出てくる本(優待投資本とか雑誌特集の本

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マイクロソフトが「46%の成長」「過去最高益更新」でも売られるほどに今の株価は高すぎる・・・

マイクロソフトが「46%の成長」「過去最高益更新」でも売られるほどに今の株価は高すぎる・・・

時価総額100兆円を越える企業がAzure成長率46%(全社売り上げは20%増だけれど、今後のコアはAzureと言われている)を見せて、事前のコンセンサスをこえる好業績を見せていてもこれだけ売られる。

まして、今期のAppleやAmazonがこれを越える数字を出せるとは誰も思っていないため、非常にしんどいことになりそうです。

とはいえ、さすがに決算数字が良すぎたのでプレマーケットでは値を戻して

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アメリカの個人投資家は月曜日に全力でSQQQを買っている(=ナスダックのトリプルレバレッジで売り)

狼狽した個人投資家たち。レバナスやQQQを売れないから、あわててヘッジのためにSQQQを全力買いしてアップルやエヌビディアをぶん投げ。

→その直後に猛烈な勢いでリバウンドが発生し全員が担がれる展開に。

その結果がこの愉快なチャートに。
わかりにくいと思いますが、1日で1000ドル以上下がってその後1000ドル以上戻しています。茶番すぎる。

レバナス信者とか魔神ホールドとか言ってる日本の米国株

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株価下落より経済失速が露呈しつつあるが、ここから半月くらいの間は逆に売りが危険

株価下落より経済失速が露呈しつつあるが、ここから半月くらいの間は逆に売りが危険

「株価って素人が後から見たらめっちゃ簡単に見える」けど、実際は売りと買いの思惑は複雑にぶつかり合ってるのでそんな簡単にわからないって話をしておきます。

リーマンショックのチャートを今見たら、2007年とか2008年くらいから打っておけば誰でも勝てたとわかりますよね。なので「どうしてここで売らなかったの?」みたいなことをいう人も多いです。

でもね、そんな簡単だったら誰も苦労してねえんだよおおおお

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日本や欧州の投資家が為替ヘッジを一切かけずにアメリカ株を買っていることのリスクが露呈した時に経済は壊れる

日本や欧州の投資家が為替ヘッジを一切かけずにアメリカ株を買っていることのリスクが露呈した時に経済は壊れる

アメリカ株に投資している日本人の大半の情報源は主にアフィリエイトサイトやYouTuberの煽りだったりする。

というか、別にこれは日本人に限らない。

インデックスというのは「勉強しなくてもプロにお金を払うことによって何も考えずにおまかせで運用してもらえる仕組み」だからだ。

最良の環境が続きすぎたおかげで、「レバレッジをかけて」「為替ヘッジもせずに」海外株へ投資している人の割合が過去最大になっ

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機関投資家だけが使えるチートスキルの話

機関投資家だけが使えるチートスキルの話

株式投資は、個人投資家と機関投資家の間にはえげつないほどの「情報非対称性」「資金力非対称性」「制度的非対称性」があります。

これに対して個人投資家の優位性は3つ。「自分が投資したいときだけ投資できる権利を持っていること」「小型株に投資できること」「資金量が少ないこと(小回りが利く)」と言われています。

メリットに対してビハインドが大きすぎる。普通は勝てない。

ゆえに、個人投資家は、プロに勝と

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アメリカの下げはどのあたりが底かを予測するためのいくつかの指標

アメリカの下げはどのあたりが底かを予測するためのいくつかの指標

以前にこういう記事を書きましたが、今回はアメリカ版です。

中級者向け情報なので、よくわからんという人はまず上を読んでください。

①相場の歪みを示すSKEW指数スキュー指数が140ポイントを超えてきた直後にVIX指数の上昇が遅れてやってくる傾向があるのです。つまり、相場がクラッシュする時は、いきなり起こるのではなく、その裏ではスキューが上昇することから始まっていることがある

残念ながらこの指数

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基本方針3月のFOMC通過まではおとなしくしておこう

前回は発声練習用のネタまとめとしてこのような記事を書きました。

自分のネタ整理用なのでわかりにくかったと思いますのでめちゃくちゃシンプルにいうとこういうことです。

ここ2~3か月はFRBの政策転換によって振り回される時期

①大幅な金融政策転換があるため大幅な資金変動がある。グロース→バリューへのシフトという単純な構図ではなく、全体的にリスクオフ傾向になる。

②ここから2~3か月は相場のボラ

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日銀政策決定会合通過後に日経平均大幅下落

日銀政策決定会合通過後に日経平均大幅下落

トレード失敗したのでただの反省記事です。

ともあれ、皆さん。

日経平均が28000を割ったのでめちゃくちゃ警戒モードです。お気をつけて!最終防衛ラインは27860です。

日足

まだここで下髭つけて反発できればもう一回上はあります。

週足

ほんとにギリギリのラインです。ここを割ると今まで溜めてたエネルギーが下に向かってはしるので気を付けてください。

ぎゃくにいうと、ここでふんばって上に

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直近の日経平均の動き予測

直近の日経平均の動き予測

エリオット波動を用いた予測を紹介しておきます。

マンガでも登場するくらいメジャーな指標です。超短期予測と中長期の予測に強みを持ちます。中期予測はザルです。

なお、いちいち説明する必要はないと思いますが、エリオット波動による予測は予言とは全然違います。

エリオット波動はマクロ環境を一切考慮に入れないテクニカルオンリーの技術です。なにかの事情で環境に変化があるとその都度予測のし直しになります。前

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超絶レア手口が発生!

超絶レア手口が発生!

これはやばいですね☆

おそらくですが、1月末~2月に特定のラインを割ると、コロナショック後に投資を始めた人にとって初めての挫折の機会が訪れると思います。

グロース→バリューへの資金移動が進んでますなあ……

グロース→バリューへの資金移動が進んでますなあ……

株式市場、流れが変わってきてる。

株式投資をしている人で「グロースバリュー指数」を見ていない人はいないと思いますが、グロース株のたたき売りに対してバリュー株はガンガン買われてます。

ここ2年程、ひたすらにグロース株ばっかり買われてきた反動で

異常に安すぎるまま放置されていたバリュー株に資金がシフトしています。

マザーズなどのグロース株から資金が抜けきるまではいったんこの流れが数か月は続きそ

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とりあえず2023年末くらいまでは株式投資やらん方がいいかもしれないですね

アメリカ株の強さは、低金利による「借金をしてでも自社株買いをして株価を上げる」という勢いとFRBによる1000兆円相当の資産購入→リバースレポ放出が理由でした。

そこまでやって株価を上げてくれるというので、世界中から個人投資家の資金が集まった。日本でも去年1年で7兆円の資金流出がありました。

その結果、えげつないレベルでインフレが進行しているという話はすでに述べたとおりです。

その結果、つい

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