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+youマガジン #3

今回、配布するプリセットの名前はこちらです。
「GFX50SII 人物 明るい日陰 ノスタルジー」
※カメラ+被写体+光の種類+形容詞

このマガジン購読に含まれているもの

  1. Lightroom用プリセット(設定のわかるDNG方式で配布)

  2. 撮影の意図のメモ

  3. 現像の過程のメモ

  4. コメントは必ず返します

*現像には+youを使用していますが、このプリセットに使用しているものは付属しています。
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撮影について

梅雨がやってきましたね。紫陽花などと一緒にポートレートを撮りたくなる季節ですね。今回は、なんの変哲もない公園の日陰でポートレートの撮影と現像についての備忘録です。必ずしもこう撮ると良いという教科書的なものではなく、私個人のワークフローをブラッシュアップするための備忘録です。一つの参考になれば幸いです。

まず撮影についてのメモです。

1.ハイライトはどこか

まず、写真の中の一番明るい場所はどこかを考えます。(人間の目は一番明るいものに視線が行く習性があるので、構図や写真で何を主張したいかを決める時に特に重要です。)今回は被写体が白いワンピースを着てくれていたので、芝生に座ってもらうだけで被写体が一番明るくなります。

2.被写体をどこに置くか

今回は被写体を真ん中に置きます。日の丸構図です。三分割構図など教科書に書いていることよりも、まずは被写体を真ん中においてドーンと1枚撮ってみるということをしてみると、構図以外のことを考えて撮れるので、おすすめです。

3. 抜け感(奥行き)を考える

奥行きを感じない写真は平面的になりがちなので、奥行きの出し方を考えます。今回は奥の木漏れ日をぼかして抜け感を出します。奥の空間を意識することができると思います。

4.気をつけていること

地平線や水平線、また木の枝などが首あたりに交差してしまうと、意図しない演技の悪いものを想像させるため一般的にはあまり良くない構図と言われています。可能であれば避けています。ポスプロで消せるもの、もしくはそれ以外に優先すべきことがあって敢えてその構図をとるのはいいと思います。今回は地平線が頭てっぺんまで覆うようにしています。

現像について

1.何を表現したいかを考えて、RAWとの差異を考える。

こちらがRAW(プロファイルでFUJIのSTDが当たっているだけ)。
うーん、なんか緑がうるさくて被写体の顔が暗めになってしまっているかも。
すこーしだけ、色を抜きます。(Black & White+5%)

2.明るさを調整する。

Blight Color +20%
明るさと色味を若干元気な方向に転ばします。結構良さそう。Blight colorは写真を明るいポジティブなイメージにしたい時によく使います。

3.色味をノスタルジックに変える。

Nostalgie +50%
色(特に緑や黄色)を原色させ、ノスタルジーさを追加します。

4.被写体の肌に赤みを足して完成

Baker miller pink +25%
ピンク色を足しました。被写体を健康的な色にしたいときハイライト側に赤めの色を足します。


以上が工程でした。
上記の編集を施したDNGは下記からダウンロードください。
今回はこちらで紹介したプリセットもついています。

▽ダウンロードはこちらから!



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このマガジンでは(おそらく)月1回以上、1枚の写真を取り上げて、写真撮影から現像までの一連の流れをプリセット付きで解説しています。一緒に切磋琢磨しましょう! このマガジン購読に含まれているもの ①Lightroom用プリセット(元画像付きDNG方式で配布) ②撮影の意図のメモ ③現像の過程のメモ ④コメントは必ず返します

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