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再就職してプロダクトマネージャーになりました

起業した「行程さん株式会社」が潰れ、2020年7月から再就職(転職?)してビットジャーニーのプロダクトマネージャーになりました。

記録的な位置づけが大きいですが、どのような転職活動をしていたのか誰かの参考になってもらえれば幸いです。

スペック

吉川雅彦。なんやかんやあり6年遅れで社会人になり、現在40歳手前。

仕事は、ほぼウェブ関連。経営、営業、マネージメント、ディレクション、マーケティング、デザイン、コーディング、プログラミング、サーバー構築等ひととおり経験しています。HTML、CSSのコーディングが一番得意で、次点でデザイン。

転職市場

コロナ禍の影響で求人が減っている、転職したい人は増えているとのことでした。

使った転職サービス

- リクルートエージェント
- Wantedly
- Green
- ビズリーチ
- リクナビネクスト
- Geekly
- ミイダス

主に最初の3つを利用。もっとエージェントを使おうと思ったけど時間が取られてできませんでした。デザイナードラフトは、募集が止まっていましたが、あれば使ってたかもしれません。他にはbosyuを見たりGoogle検索したりベンチャーのニュースや記事から辿ってみたり。ミイダスでの妥当な年収は720万円でした。

Wantedlyからのスカウトは、興味ありそうなベンチャー・スタートアップ企業から何件かありました。スカウトがたくさん欲しかったのでプレミアムプランに入っていたのですが、予想より少なかったです。コロナの影響があるのでしょうか、そう思っておきましょう。

Greenでの「気になる」、リクルートエージェントの「スカウト」。この2つはフロントエンドやサーバーサイド系が多めでした。

ビズリーチは、たくさん来すぎるスカウト的なやつ(ほぼエージェント)をサバけずほとんど利用していませんでした。Cmdキーを押しながら別タブを開くブラウザの機能がJavaScriptで制御されていなければ少しは違っていたかもしれませんが。

気になった企業数

数百社に目を通し、その中から気になった企業数は約100社。

応募企業

- アクシバース → 返事なし
- キッズコネクト → 一次面接後不採用
- ビットジャーニー → 採用

100社の中からさらに第一志望群として上記の3社を選んで応募。「アクシバース」と「ビットジャーニー」はWantedlyから応募。「キッズコネクト」はリクルートエージェントから応募(他に2社応募しましたが辞退しました)。

アクシバースは作っているものが興味深かったです。というのは、自分が「大学時代に作ろうとしていたもの」だったから。卒業研究でも似たものを作っていました。でも返事なし。

キッズコネクトは育児の業界ということもあって興味があり受けましたが一次面談で落ちました。面接中はスキルを問う質問が多く、単純につきたいポジションを求められていなかったことが原因だと思います(エージェントからもそう聞きました)。

ビットジャーニーは、Kibelaというサービスを運営している会社です。UI/UXデザイナーで応募したつもりだったのですが、気がつくとプロダクトマネージャーで採用されていました。

面接は2社ともリモート。

重視していたこと

- 裁量がある
- 成長できる
- ユーザーの幸福のためにデザインと技術で解決できる

の3つを最重要視していました。

この3つに絞るまで時間をかけました。何度もやった自己分析と企業分析を改めてしっかりやりました。今までの就職先を棚卸しし、なんとなく合わなさそうだと感じることを言語化してみていました。あとは言語化できないけどなんとなく嫌だという企業も候補から外していました。

年収が高いけど裁量がないのも嫌ですし、ユーザーをいかに騙してお金を取ろうかというビジネスモデルでも嫌ですし、コンテンツありきで技術やデザインはコンバージョンを高めるだけのサービスも違うなと思っていました。なるべく自分の価値観に近いところで働きたいという思いがありました。

ベンチャーやスタートアップ企業に限定していませんでしたが、絞り込んでいくと結果的にそういったところばかり残っていました。

初めは興味のないプロダクトも見ていましたが、自分ごとのように思えるプロダクトに関わりたいと思うようになっていました。

そんなこんなでわがままに選んでいると、3社しか残っていませんでした。

キャリア

複数人をマネジメントするという経験が乏しかったので、キャリア的に経験しておきたいという思いがありました。しかしいきなりマネージャーになるのは難しいため、UI/UXデザイナーになり、そこから将来はマネージャーという立場になれたらいいなと思っていました。

相談

今回は、5人の人に相談していました。その節はありがとうございました。うちに来ないか的なことも何人かに言ってもらいました。

履歴書

履歴書は1枚。以前使ったIllustratorのデータに項目を増やして作成。

職務経歴書

職務経歴書

職務経歴書もIllustratorで作成。履歴書と職務経歴書は後からHTML・CSSで書き直そうかと思いましたがやめました。フルカラーも考えましたが、印刷したときに読みやすいカタチにしました(特にどちらでもよかったとは思います)。

職務経歴書は3枚。書籍やアドバイスなどを考慮すると2枚〜4枚の範囲内に収めたほうが良さそうでした。なるべく少なくしたかったので4枚は多いなと感じました。3枚にしたのは、技術的なことと年齢的なことを考えるとどうしても2枚で伝えることは難しく、3枚にしました。1枚目は「1分で把握してもらう」ためのもの。2、3枚目は企業名を見出しにした能力ややってきたことの裏付け。今回の応募とあまり関係のない「コーディング周りの仕事」は省略して記載しました。何度も何度も書き直しをしました。最初はスキルを星で表していましたが、3枚に収めるには無駄だと判断して辞めました。

自分が応募する職種について、企業が求めているもの(求人に書いているもの)をざっと眺めてみて、自分の強みになるところを選んで書きました。

企業によって出し分ける場合もあると思いますが、今回はほとんどしませんでした(面倒だったので)。

経歴が複雑すぎるので、簡単な年表のようなものも添えていました。

「対人折衝能力」については、この歳になると「あって当然」だとも思いましたが、エージェント曰く「記述してあってもいい」とのことなので書きました。理由はエンジニア系、クリエイター系の人は話すことが苦手な人が多い印象もあるためだそうです。

書籍やサイトなど様々なものを参考にしました。特に参考になったのが https://github.com/mikeda/resume です。

ポートフォリオ

ポートフォリオ_1

ポートフォリオ_2

ポートフォリオは表紙を含めて10ページのPDFとして用意しました。これはHTML・CSSで作成。現在の日時を入れ込むところだけJavaScript。差分管理はGitで。プレビューが印刷プレビューでしか確認していなかったので効率悪かったと思います。これも何度もレイアウトなど書き直していました。

「ポートフォリオ」はよく「作品集」といわれます。そのため今までの転職は作ったものを中心に説明してきました。今回は少し趣向を変え、「サイトの名前」ではなく「企業で生かせる能力」をタイトルにしました。企業で生かせる能力の根拠として代表的なサイトを示すというカタチを取りました。見る人は忙しい人も多いので、1分で概要を把握してもらってさらに読むかどうかを判断できるような作りにしました。

PDFにするかどうかはすごく迷いました。以下の理由からPDFにしました。

- 紙で見る、モニターで見る、という選択肢ができる
- 社内で共有する場合、紙で共有する人もいるかもしれない
- 紙で何枚かということを意識することで「書きすぎ」を防止
- 情報のまとまりがわかりやすい

全体的な感想

準備9割という感じでした。



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