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南米からこんにちは。南米が僕の人生のキーワードになって10年。

南米からこんにちは!

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はじめまして、南米ボリビア在住のYoshiです。
南米で小さな会社ProjectoYOSIを経営しています。
起業してから5期目に入り、10年間ずっと思い描いていた事が形になり、
受け入れていた学生も日本に戻り一段落ついたこのタイミング。

あまり情報発信や書き物が苦手なので、これまで億劫になっていましたが、
大好きな中南米をもっと色々な方に知ってほしい・見てほしいと思い立ち、
noteを始めてみます!どうぞよろしくお願いいたします。

最初は簡単な自己紹介をしたいと思います。

1.中南米に気持ちが向いた背景

18歳の夏、それまで大好きでたまらなかったテニスを引退。
将来について考え始め、どんな仕事がしたいか模索をする。
実家が田舎のため、多くの自然と触れいながら育ってきたので、
漠然と自然と関わる仕事がしたいと思い始める。
最初は日本の森林保護に関わろうと思ったが、
ふとしたきっかけで南米の大自然の映像に触れ、
「将来は南米の自然の中で仕事をしよう」と決める。

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2.大学時代

南米へのコネクション、南米のことを多角的(政治・農業・語学etc)に
学べる東京農業大学に進学。研究室に所属し、
「熱帯雲霧林保全、持続的な開発、人と自然の共生」について学び、
21歳のときに初めての海外・南米エクアドルへ渡航する。

国際NGOのもと計4ヶ月間、熱帯雲霧林、ジャングルの中で活動する。
その時、ジャングルで迷い、野犬に追いかけられ、
なんとかカウンターパートのいる街にたどり着き、
パンを貰ったことがあった。初めての海外でジャングルに迷い、
とても不安でたまらなかったが、その出来事で救われ、
中南米の圧倒的な自然だけではなく、人の温かみに包まれた瞬間だった。
あの優しさと経験は僕の南米の原体験となっている。

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いまでもエクアドルに到着するときに飛行機の窓から見えた南米独特の白熱灯のオレンジ色は忘れない。(南米各都市は標高が高いところにあることが多く、霧も発生しやすいのでオレンジ色の光が使われている)。
「憧れの南米を体験し、もっと中南米と仕事がしたい。」と思う。

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3.卒業後(22-23歳)

卒業後、すぐに南米に飛びたい気持ちがあったが、
日本の自然保護の現場をもっとよく見てみたいと思い、
小笠原海洋センターにてウミガメの保全に従事する。
産卵巣調査や個体数調査、短期無人島調査、インタープリテーションなど様々なことを学ぶことができた。
調査シーズンが終了し、いよいよ中南米へ。

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4.中南米キャリアの始まり(23歳- )

4.1 コスタリカからエクアドル時代(23歳-27歳)

単身コスタリカへ渡り、スペイン語の習得とコネクションの確立を行った。コスタリカは当時、エコツーリズムの最先端と呼ばれ
世界中の観光客を魅了してやまない場所であった。
エコツーリズムを学ぶため、2年間コスタリカに滞在、
バードウォッチングやジャングルガイド、
撮影コーディネーターのアシスタント行った。

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その後、エクアドルの現地法人へ転職する。
約3年間ガイドマネージャーとして勤務する。
ペルー(マチュピチュやナスカ)、ボリビア(ウユニ塩湖)、
エクアドル(世界遺産の街キト、ガラパゴス諸島)をメインに従事する。「ガイド・コーディネーターという日本と南米を繋ぎ、南米の魅力を伝え、現地の人にも還元でき、なおかつ自然保護にも貢献できる仕事。自分のやりたいことが全て詰まっているものだと再認識する。」

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4.2 パナマ時代(27-29歳)

エクアドル時代のボスが独立するにあたり、引き抜かれるような形で
そのまま立ち上げメンバーとして参画。
引き続きガイドマネージャーとしてベネズエラ(ギアナ高地、エンジェルフォール)など対象地域を広げる。
ギアナ高地は南米への思いが向くきっかけとなった場所だったので、
小さな自分の夢が叶ったようでとても嬉しかった。
テレビのロケなども担当し、ジャングルのロケでは
現地に依頼していたものが足りず、馬に乗り、
ジャングルの中を駆け巡り、物資を調達したのはいい思い出。 

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4.3 独立。ProjectoYOSI設立へ(29歳-現34歳)

約3年間、ベンチャー企業で勤務した後、
より中南米に密着し、現地の人と一緒になって色々なものを作っていきたいと思い、ProjectoYOSIを立ち上げる。
3つのことを活動の柱(責任のある旅行・課題解決・人材派遣)として、
持続的に中南米にアプローチすることを目的
とした。

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責任のある旅行
・環境に配慮した観光(PETボトルの使用削減、廃棄物の削減など)
・現地を尊重(現地の習慣・食文化・交流を大切に)
・自然保護・コミュニティーの生活改善・雇用に積極的な企業を選定

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課題解決
・ウユニ塩湖の持続的な観光・環境教育の実践
・日本企業と提携し、リサイクル機械を利用した環境教育
・スタディーツアーの実践
・ごみ0プログラムの実施
・Bolivia JICA調査委託

人材派遣
・インターンシップの受入(7名)
日本の学生が希望していることと、ボリビアが必要としている部分をマッチングし、ボリビアが抱えている課題に対してアプローチする。
主にボリビアが必要としている部分(外国語の取得、国際交流)に
焦点をあて、ボリビア国立San Andrés大学と提携し、
改善プログラムを実施。

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などを行い、小規模ながら現地の課題解決、サポートを行ってきました。
特に人材派遣に関しては僕のエクアドル時代に感じたことを、
多くの学生に感じて欲しいと心を込めて作り上げたプログラムでした。
現在はさらなるブラッシュアップ、新しい対象地の選定などを
行っています。
===

短く自己紹介と思ったら長くなってしまいました。
約10年、中南米と関わり続け、まだまだ見たいこと、
やりたいことが沢山あります。活動を通し、
これから中南米の魅力や様々な情報を発信できればと思っています。

はっと驚くような自然から、人懐っこく、適当なラテンの人々、
少しでも雰囲気が伝わってくれると嬉しいです:)

Chao!
Yoshi

all photo by Yoshihitohomma



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