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業界が衰退していく話

会社が傾き社員は大量に辞めた。その後何が起こったか?
同業の競合相手となって独立したものが何人かいた。そこで顧客のうばい合いが始まったのだ。顧客は今まで通りスムーズにモノを調達してくれれば良いという事で信頼のある方を選んでいく。それはお客さんが決める事なのでしょうがない。

これが資本主義社会の原点なのだろうと思った。独立チームは前の会社に憎悪を燃やしさらに追い落とそうとしはじめた。仙台でも私の元上司が顧客に声をかけるという事態が起こっていたが無視をし敵対はしないという方針で事を進めた。敵対勢力とみなされ罵詈雑言をいうものもあらわれてくるようになると、顧客もあからさまにその話はもういいと嫌がるそぶりも見せるようになってきたようだ。潮目が変わってきたのだ。

気が付くと身内同士の争いになっていると気付くのにそう時間はかからなかった。上場を目標に社員一同頑張っていたのが嘘にように勝手に自爆して衰退していく。もうなんてことだろうと思う。会社を上場企業にしようという夢ははかなく消えた。

私はお客さんがあるのでそう簡単にはやめられず、東北のお客さんの対応をし続けたがいつまで給料が出るか不安になりつつあった。辞めたいのにやめれないという事態になる。お客さんからはあなたが独立してやったらいいと言われはじめる。しかし、そんな根性はこの頃なかった。

考察
昨日の同僚が急に商売敵に回る事がある。その相手とどう対するかが需要だ。誤解がさらに誤解を生む。
同業同士での争いはお客さんにとってどうでもいい話。
新しい業界が世間である程度認知されるのに時間がかかる。
あの時SNSがあったらどうなったのだろうか。

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